今年は寒くなりそうな

伊達直人

2015年10月24日 04:44

さあ連休だし、最後の登山かな、とイワオヌプリに行ってみると、吹きすさぶ風が強く、冷たい。もう来ちゃったんだから登るしかないもんね、と意志の固い登山者らで駐車場は一杯だ。
こんなに人が多いんじゃ、道端の小便もままならない。こんなに寒いんじゃ、ソフトシェルパンツにすればよかったな、とさっさと五色温泉に入った。


ほどよい温度で温泉臭ただよううっすら白濁。本物の温泉はいいねえ、とつま先まで血行よくなるのを実感。
出るときには、こちらの駐車場も一杯だった。
下山の道沿いに雪秩父があった。再開後とあって、相変わらず混んでいる。

今日の宿は倶知安の「ロッヂカウベル」で、登山中止のため2時間ほど余裕がある。ちょっと早いが昼食をとろうとアンヌプリ麓あたりを流したがが、冬以外に来るのは久しぶりで、食べるところがぴんとこない。手っ取り早く、場所のわかりやすい「ふじ鮨」ニセコ店へ。

軽く丼物でも、と考えていたが、ここの価格設定は本店より高め。ビュッフェへと誘導される設定なのだった。しょうがないなと食べ放題¥1780を選択。




先に肉か魚の煮付けか選び、その小鉢類の膳が届く。それから取りに行ってくれと念を押された。廃棄する品をよほど増やしたくないのだろうが、食べたいわけではないものを押しつけられて残すなとは、言い過ぎだろう。
ネタは小ぶりな握りを中心にいただく。食べ放題の寿司なんて、積丹町の寿司食べ放題イベント以来だな。

先に「ロッヂカウベル」の場所を確認し、真狩村で湧水を見て、細川たかしの歌を聴こうかとでかけた。
たかしが立っているのは川沿いの公園だったはずだが、よくわからない。道の駅でユリの球根(10個で¥680!もちろん園芸用。食用はこれから)を買いがてら、観光マップで確認する。駐在所の向かいあたりだ。


どーんとよく晴れた羊蹄山。バックにいいロケーションなんだな。今まで知らなかった。
この台座の横にある手形にタッチすると、たかしの歌が流れる仕組みだ。“わたしばかよね~”を独り占めだ。“きた~の~”でもいいんだが、細川たかしといえばはこっちだろう。

宿で倶知安町内の祭典のことを教えてもらった。道央圏では最後となる、金比羅寺の祭典という(神社ではない)。
暮れなずむ手前の暖かい時間に、秋を感じてのんびりとした縁日を歩いた。毎年買っているケバップ屋もここまで来ていた。


夜はもう、グレンモーレンジ一瓶抱えて、ゆっくり本を読んで過ごす。
このロッヂは裏が雑木林で、隣家が目に入らないというのがいい。そして羊蹄山。ロケーションがいい。


さて帰りは京極経由。吹き出し公園に久しぶりに行ってみた。


紅葉にはもう少し早かったが、朝からバスで乗り付けている中国人たちには絶好のロケーション。箱庭のようなたたずまいに大興奮だ。
支笏湖あたりでは予報通りの激しい雨だったが、行楽している間は雨にあたらぬ、のんびり小さな旅をすごした。



あなたにおススメの記事
関連記事