まだまだイケル

伊達直人

2012年03月11日 06:09

昨日もカチカチの夕張。



いやあ、昨日のバーンは固かった。
溶けた雪がまた固まっているから、ざりざりっ、と削れる。

シーズン終盤で、エッジはますます角が取れてきてしまって、こんなに固いバーンでは、思った通りに回らなくなってしまった。
そういえばしばらくチューンにだしていなかった。小回りしたくてもエッジが噛んでいかず、思った以上に中回りになってしまった。

先日、初めてKインストラクターによる“カービーダンス”なるものをテレビで見た。
骨盤、肩胛骨につながるインナーマッスルを動かすらしいのだが、言われているように体を動かしてみると、ちょうど毎週末に動かすと痛くなる部位と重なっていた。

敢えて言ってしまおう。
スキーのカービング・ターンとカービーダンスは、上体の運動が同じである”。

通常のターンでは、もはやストックワークなど関係なく(と思っている)、それよりもターンの切れを深めるために内傾した際に、上体はそれ以上倒れ込まないよう、肩胛骨のあたりをぐいぐい動かして水平を保つ、平行四辺形を左右に揺らすような運動に、個人的には意識がいっている。
それは僕には、今までそれほど使ってこなかった筋肉の動きで、体の固い僕には、自然にはできない動きだということになる。
だから「動かしたな」という疲労感が残る。
それは、あえて積極的に、それら普段使わない上体の筋肉を動かすカービーダンスと同じなのである。

スキーヤーの皆さん、奥様方に人気らしいダンスが、「スキーに行ったら自然にできるし、だから俺はやってるんだ」という言い訳もつけると、スキーに行きやすくなるのではないでしょうか。


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