オピネルとタラの芽

伊達直人

2012年05月19日 11:44

たぶん今日が最後になるだろう、たらんぼ採りに5時に行ってきた。



今年、ヘタ取りに使っているのが、オピネル。刃渡り8cmのサイズだ。
この長さが、シュッと切り取るのに丁度いい。
フキやウドを採る際にも、僕には使い勝手がいい。ポケットに入れておいて、さっと出すのにいいサイズだ。もう一つ上があるかはわからないが、もう1cmあってもいいだろう。

山菜を切り取るのに、カミソリのような切れ味がいいのだが、そのためには、よく研いでおかなければならない。
見てわかるように、ちょっと放置しておくと、すぐに刃が黒ずみだす。錆の進行は早い。
この小ささ、柔らかさなので、研ぐのは造作もない。砥石を用意する面倒を厭わなければ。

そして今年の使い方として、タラのとげをさっと落とすのにも便利なことに気づいた。
切っ先の形状がとがったタイプで、しかも細身なので、先だけ入れて、しゃっしゃっととげを削ぐのにべんりなのだ。

さて、そのタラの芽のとげ。タラの木はとげありととげなしの、二種類がある。
図鑑を見てしらべたわけではないが、赤味の強いものは細身でとげがあり、青みの強いものはふっくらとしてとげがない。



食べて美味しいのは、やはりとげなしの方だ。
実際に山の中では、見つけ次第採りまくっているので、差別はしていないが。

しかし食べる際には、やはりとげは気になるので、無いに越したことはなく、削いでおきたいのだ。

その小道具が、今年はオピネルということである。
親指や小指のあたりは、滑り止めとして刻みを入れ、指への引っかかりがいいようにしてある。
彫刻刀で簡単に削れるので、名前だって簡単に入れられる。

高品質な作りというわけではないのだが、野外の道具として非常に便利な道具である。



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