オピネルとタラの芽
たぶん今日が最後になるだろう、たらんぼ採りに5時に行ってきた。
今年、ヘタ取りに使っているのが、オピネル。刃渡り8cmのサイズだ。
この長さが、シュッと切り取るのに丁度いい。
フキやウドを採る際にも、僕には使い勝手がいい。ポケットに入れておいて、さっと出すのにいいサイズだ。もう一つ上があるかはわからないが、もう1cmあってもいいだろう。
山菜を切り取るのに、カミソリのような切れ味がいいのだが、そのためには、よく研いでおかなければならない。
見てわかるように、ちょっと放置しておくと、すぐに刃が黒ずみだす。錆の進行は早い。
この小ささ、柔らかさなので、研ぐのは造作もない。砥石を用意する面倒を厭わなければ。
そして今年の使い方として、タラのとげをさっと落とすのにも便利なことに気づいた。
切っ先の形状がとがったタイプで、しかも細身なので、先だけ入れて、しゃっしゃっととげを削ぐのにべんりなのだ。
さて、そのタラの芽のとげ。タラの木はとげありととげなしの、二種類がある。
図鑑を見てしらべたわけではないが、赤味の強いものは細身でとげがあり、青みの強いものはふっくらとしてとげがない。
食べて美味しいのは、やはりとげなしの方だ。
実際に山の中では、見つけ次第採りまくっているので、差別はしていないが。
しかし食べる際には、やはりとげは気になるので、無いに越したことはなく、削いでおきたいのだ。
その小道具が、今年はオピネルということである。
親指や小指のあたりは、滑り止めとして刻みを入れ、指への引っかかりがいいようにしてある。
彫刻刀で簡単に削れるので、名前だって簡単に入れられる。
高品質な作りというわけではないのだが、野外の道具として非常に便利な道具である。
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