こちらのキャンプ場、正式名はすごく長くて、標題は適当に略称にしました。正式データは、先に以下記しておきますね。
千歳市防災学習交流施設『防災の森』・野営生活訓練広場(キャンプ場)
〒066-0075 千歳市北信濃583番地の1
電話・FAX 0123-26-9993
駐車場 50台
受付時間 午前9時~午後5時まで
最寄りのバス停 中央バス 総合武道館前
E-Mail sonaeru@city.chitose.hokkaido.jp
◆野営生活訓練広場(キャンプ場)使用料 《1泊1名につき》
一 般 中学生以下 高校生及び65歳以上
千歳市内在住の方 300円 100円 150円
千歳市外在住の方 600円 300円 600円
キャンプ場の使用について
○キャンプ場に宿泊する場合は、有料となります(日帰りで使用する場合は無料)。
○宿泊する場合や施設を団体(10名以上)で使用する場合は事前の予約が必要です。
なんだって。今年のキャンプ場ガイドは買っていないけど、どういう記載になっているのか興味深い。
今回こちらに宿泊した話は長いので、概要と焚き火と分けて記していきたいと思う。では。
毎年、親戚と行っているグループキャンプ。今年は、近所のここだ。
子どもの頃は、“わき水”と呼んでいた牧草地で、冷たい地下水がこんこんと湧く水場で、ゲンゴロウを捕ったりして遊びに行ったものだ。
「わき水は飲める」と子どもどうしでも知っていたので、暑い盛りでも、水をすくって飲んでいたものである。
そんな土地が、キャンプ場になってしまうとは。
アスレチックなど、いろいろと遊具も備えられ、子どもには魅力満点(体格的に小学生ぐらいから)。森の中なので日陰が多く、熱射病にも安心。わき水の流れに手足を浸せば、あっというまにほてった体を冷ましてくれる。こちらには、サンダルを用意してくるべし。
芝生と小川と木陰、そしてきれいな水場、トイレ。小さな子たちを遊ばせたり、焼き肉をするにはうってつけのキャンプ場である。
食べるスペースに、卓とベンチはあるが、炉はない。卓上や脇に置けるコンロを用意しなければならない。団体でもないかぎり予約はできないので、利用は早い者勝ち。よく場所取りをしているママを見かける。
芝生は、貼ったものではないようで、下の地面の素性が残る。千歳は火山礫、軽石の堆積した酸性土壌で、割と地面に露出している。とくにこのキャンプ場一帯は地表にごろごろしていたものだが、そこから芝が生えているのである。種蒔きから作った芝なのだろう。これが結構ごつごつしていて、転ぶと痛い。軽石だらけ。安心できない芝生である。
管理人は8:00頃から18:00頃までいる。管理棟のトイレはセンサーで点灯。自販機は夜通し明るい。水場などは、隅の柱の上の方に照明スイッチがある。明るくなると消えてくれるようだ。
デイキャンプにはとても便利なキャンプ施設なのだが(無料だし)、慣れない方には耐えがたい難点がある。
航空自衛隊の航路から数百メートルしか離れていないため、着陸態勢の自衛隊機の騒音がすごいのだ。この日は航空祭が近くなってきたので、無事復活したブルーインパルスや政府専用機、F-15の編隊などが頻繁に飛び交った。
また就寝時の車の通行音も結構気になるらしい。すぐ横は陸上自衛隊の装軌車両用のコンクリート舗装の道路、通称“戦車道路”があるのだが、広々とした車線は運転しやすく、騒音はかなり出る道路なのだ。ま、僕は全然気にならず寝入ったままだったのだが。
道路を挟んで住宅地が分譲中だし、深川の「まあぶオートキャンプ場」のように、高圧線が周囲を走るロケーションは、「なんでこんなところにキャンプ場を?」という不思議な立地なのだが、ちょっとした自然と市街地近接の便利さ、駐車場すぐそばの便利さを求めるなら十分に利用価値がある。
実際、週末はグループキャンプなのかテントがきちきちに隣接して並んでいた。
続きはまた…。