そなえーるキャンプ場 ②

伊達直人

2011年08月05日 05:24

ここからは、焚き火話だ。

このキャンプ場、僕には何よりの魅力は、中央の砂地で“焚き火し放題”なのである。



玉切りになったいい樹種の薪が山積みなのだ。「穂別キャンプ場」と同じだが、質がいい。ただ、本当の玉切りで直径は10~30cmあり、たとえばフォークダンス数曲で燃え尽きるものではないし、火勢も一気には上がらないだろう。
だが、斧で割っといてやれば、じわーっと燃えてくれる。場内に外灯はなく、周囲は非常に暗いので、焚き火の炎が映えること。

テントサイトは、一応割り振りはしてあるが、早い者勝ちで張り方も自由だ。普段はがら空きなので、このあたりの差配はゆるゆる。
焚き火のため、砂地に一番近くサイトを構えた。この低地サイトは人気薄のようで、中段サイトがなぜかよく使われている。段差はあるしそんなに広くないし、子どもを連れてきていればストレスの多いサイトだが。水場に近いというだけで選ばれている様子もある。



年に一度のグループキャンプのため、スクリーンタープもどかんと設置した。

さて 焚き火はおもむろに砂地の上で開始。火を見るだけが目的なので、グリルを用意して何かを焼くこともなく「木こりのローソク」もすぐ点火する。

さんたなさんのアドバイスで、たき付けをスリットに挟み込むということだったので、そのようにしようとしたのだが、いつもの文化たきつけが入っていかない。これは誤算だった。
なんとか着火したが、その後の様子をみても、スリットは広めの方が、初期の火がまわりやすかったな、と思う。ぴたっと挟まれていては、たき付けから火が上がりづらかったのだ。



それでも表面がうっすら炭化するくらいの熱量は発生するので、無事点火。ゆらゆらと燃え上がる。



しかしせっかくの直火、薪の量なので、もっと一気に炎を発生させたいと思い、周囲に割った薪を立てて、火を移らせ増幅していった。

今回初使用の「木こりのローソク」。製作・使用の注意点がいくつかあった。
 
 1.完全乾燥していること ←「すごく軽いな!」というのが目安
 
 2.1/2以上2/3程度下までスリットを入れると火勢が強い ←玉切りは中まで燃えるには時間がかかる

 3.スリットは広めにしておくと初期の着火と火勢がいい ←チェーンソーで少しこじる程度でいい

玉切りの大きさや、どれくらいの時間燃やすのかによっては、スリットの数の増やしたり、長さを調節したりすることで、燃焼時間を計画的にコントロールもできるだろう。

いやあ、「木こりのローソク」は存在感があって、いいですね。直火なら、細めの玉切りでも一つあると違うでしょうね。

是非お試しを。





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