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2012年06月03日

ハンターブーツとチーフテンの比較

もうすぐ梅雨入り、レインブーツが気になる頃なんだろうか。北海道には梅雨がないのでぴんとこない。

アウトドアで気兼ねなく使えるラバーブーツ選びは迷う。

なんちゃってアウトドアに過ぎないエイグルは、たとえば犬連れグループキャンプの奥様方が、数人で場内サイト視察にお練りをする際、足下を締めるものだったりするので、そんなスノッブな意味合いを持つようなブーツは遠慮したい。ゴムもよくないし。

ネットで見ると、ハンターブーツが1万円をきって割と安いので、購入してみた。女性たちのレインブーツとして人気の物らしい。
ユニセックスらしいので、男の脚と足で装着感等を列挙してみたい。

ハンターブーツとチーフテンの比較

履き心地はどうなのか、ということを比較、説明するには、基準となる馴染んだ物を出さねばなるまい。
これまで使っているのは、バーバリアン・チーフテンに雪頂が作らせたブーツ。ゴムはいいしがっしり堅牢、棘の多い藪も全く気にせず歩ける。秀岳荘でずっと売れ残っていて、15%オフならいいか、と買った代物だ。雪頂マニアは、意外とアパレルには手を出さない。
サイズはどちらも同じ。

ハンターブーツとチーフテンの比較

ハンターも、チーフテンほどではないが、くるぶしあたりまで数層のゴムが貼られ、耐久性には問題がなさそうだ。レインブーツとして町歩きにも使いたい女性には、これ以上ごつごつ貼られると重くなるので、これくらいでやめておいて欲しいだろう。

足首回りは、なるほどすぼまっている。甲高だと入れづらいかもしれない。足をいれる際も、ぎゅーっという感じはある。しかしサイズが大きければ、それほど気にならないだろう。ブーツの中では足首の周囲には裾が若干残る程度だし。フィット感があるので、歩き回るにはいい。
対してチーフテンは、足首まわりはゆとりがある。すぽすぽというほどでもなく、着脱はスムーズだ。ズボンを押し込みながら足を入れていくのは、どちらもかわらない。したがって、このブーツにあるつまみをつかんで履くようなことは未だかつて無い。しかしかかとの出っ張りは有用で、踏みつけて脱ぐのが楽だ。

ハンターで特筆すべきは、その高さ。チーフテンが38cmくらい、ハンターは40cmほど。なるほど英国製である。膝を曲げると、裏の結構な高さまでブーツがあるのが感じられる。相応の膝下長が求められる。女性なら、160cmくらいの身長が必要ではないだろうか。履いたまま車を運転するなら、膝裏へのあたりを考慮したほうがいいだろう。

ハンターブーツとチーフテンの比較

足の入れやすさ、フィット感は、入り口の太さにも関わりがある。ハンターはチーフテンよりゴム一回り、細身だ。ふくらはぎが結構太めの日本人にはきついこともあるだろう。
アウトドアのアクティヴィティに全く向かないジーパンなんかはいていては、脚が入らないかもしれない。ぴっちりしたパンツならはいるだろう。そうすると、町歩きにはいいかもしれないが、アウトドアにはますます向かない。イギリス人はきっと、デニム生地のパンツなんか考えてもいないのだろう。
チーフテンは、レギュラーパンツなら問題なく入り、足首まわりまで収まっていてくれる。

ハンターのベルトの飾りは、使うことなどなさそうなのに、あれほどがっちり付けなくてもいいのではないか?というくらい頑丈に補強されている。履き心地にはまったく影響はないが、もう少し軽くしてもいいだろうに。

ハンターブーツとチーフテンの比較

ソールも比較してみた。ソール長はハンターの方が長い。
柔らかさは、どちらも似たようなものだった。
それにしても、クラシックなパターンだ。ハンターは何十年も更新していないんじゃないのか?湿った岩や枝の上では、グリップが悪そうである。
ただ、街の中を歩くのに、ごついパターンのソールはあまりにもエレガントではない。踏ん張る局面などなければ、これくらいでもかまわないだろう。
チーフテンは、全方位対応のパターンで、結構踏ん張りがきく。一つ一つ独立しているというほどのブロックではないため、柔らかい地面への食い込みは足りないかもしれないが、足裏へのあたりはきつくない。

重さはどうか。
これは断然ハンターが軽い。よく歩くなら、ハンターだろう。
チーフテンは、ゴム一枚分重たい感じだ。

ハンターは、専用のつや出し保護材もあるそうだ。
僕はクレのポリメイト等、車に使っている樹脂材の保護スプレーをしゅっと吹いている。ハンターはこれで十分、しっとりとしたツヤがでた。
チーフテンは天然ゴムが多いせいだろう、今一つ馴染んでいかない。タイヤ保護のスプレーがいいのかもしれない。

ということで、雨天など日常的に使うなら、ハンターブーツは様々に使えるブーツである。
ただし、それなりの膝下長があり、滑りのいいパンツなどを考えなければならない。そして実際に足を入れてみて、きつさがどの程度か確かめた方がいいだろう。
靴だけは、数値ではわからない、妥協できないものだ。




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