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Posted by naturum at

2014年01月15日

4FRNT YLE & ROSSIGNOL EXPERIENCE SI 130

今季スキーの新装備

4FRNT YLE & ROSSIGNOL EXPERIENCE SI 130

共に大幅な変更はなしで継続しているモデルの、1年落ちモデルをオークションで秋に入手。

4FRNT YLEは、138-118-138,R=24.0 ツインチップでトップとテールがロッカーというモデル。

4FRNTの YLE

バインディングは別なのだが、意外に持ち込みでつけてくれるところはスポーツ店では見当たらず、またファットスキー用のバインディングをあつかっているところも少なく、それならば、と秀岳荘の11月のバーゲンを待って付けた。さすが秀岳荘は懐が広い。130mm幅のブレーキも用意してあって、取り付けは40mm後ろで、という希望もスムーズに進んだ。いつもお世話になってます。
外観は、14年、12年は派手なのだが、その境目で一見黒一色に見えるのでおとなしめ。ソールは適度に賑やかというのも、洒落たイギリスのジャケットのようでシックな印象。

さて今シーズンは、今のところ毎回これで滑っている。雪が降った日に出かけているので、新雪を満喫している。滑り中心。
ただし、バックカントリーではない。単独でのスキーなので、あくまでもコース脇の林間や、ナチュラルコースでの使用だ。

ふわふわの新雪なら、すーっと沈まず浮かんでいく。ふわっ、ふわっと深い雪の中でラディウス以上にターン運動ができ、うまくなった気分だ。
不整地でも、もちろん沈まず引っかからず、すいっ、すいっと進んで行く。走りすぎるくらいで、あっというまにスピードに乗ってしまう。
持った感じでは、板は意外に軽くよくしなり、タフな印象はない。しかし不整地をガスッ、ガスッと多少の塊も吹き飛ばして突き進む場面では、コントロール不能に近くなることもあり、凄みを感じる。
別世界の滑りへと連れ出してくれる板だ。

10年ぶりにブーツを新しくした。10月に積丹岳に登った際に靴が壊れるアクシデントがあり(詳細はいずれ)、加水分解に不安になって予備として入手したくなったのだ。



この ROSSIGNOL EXPERIENCE SI 130をオークションで見かけた際は、全く詳細がわからずスキーカタログで調べた。
フリースキーにも使えるオールラウンドモデルらしいので、YLEにはぴったりだ。しかし定価¥84,000でフレックスが130とは、どれほどのトップモデルなんだろう?
スケルトンのアウターシェルといい、どうやらデモモデルと同じスペックのようである。重量も同じ2100g。とすると、ラストは97mmだろう。
現在ロシニョールを履いていて不満はなく、また同じメーカーでいいと考えていた。ちょうど1年落ちで格安の、ロシニョールのデモ130程度を探していたので、ちょうどいいのである。即落札。

フレックス硬度は、バックのビスを抜くことで120,110程度に調整できる。
またこのブーツはデモモデルとは違うのだな、という相違点は2つある。
アウターのソールにゴムが使われ、歩きやすくなっている。またインナーシェルのその外の下敷きは衝撃吸収材のようなものが使われ、着地の衝撃が考慮されている。
フリースキー用途の素材使用は以上だが、インナーの素材はかなり違う。ベロアのような滑りのいい生地で、性能重視!というのとはまた違った路線の、色気を感じさせる。


これがやはり、硬い。今まではいていたのはフレックス90で、かなりヤレたブーツなので、とても手強い。まったくゆがまない。ブーツが冷えているときに履こうとしても、足が入っていかないくらいだ。
そこまでぎしぎしに固めなくてもいいので、うしろのビスの上段を抜いて、フレックスは110程度に下げた。それでも硬い。草レースに出られるフレックスだ。

どんなブーツなのか、ロシニョールのホームページで調べてみると、このブーツでがんがん林間を飛ばしている動画もあった。なるほど、硬度を求めるプロにはうってつけの、旗艦モデルなのだろう。僕は単に安いのと、もともと欲しいと考えていたデモモデルとほぼ同じスペックだということで考えたのだが。

この板とブーツの組み合わせで、今季はずっと夕張で楽しんでいる。
確かにブーツは硬いのだが、センターが広い分、反応が遅いだろうファットスキーが、かなりリニアに動いて、足下が動じないのは、このブーツによるものだろう。整地されたバーンでのターンで、思い通りのターンができるし傾きを維持できる。
そのかわり反動は大きく、鍛えてこなかった体はがたがたである。あちこちの筋がおかしくなっている。がちがちに固めたブッシュ、マウント、サスペンションの車は、その衝撃がドライバーのみならずボディーにもリジッドに伝わって疲労していくのと同じ理屈なのだろう。

先週は毎日のように降雪、大雪。天気予報を見ながら、いそいそとでかけていた。
夕張マウントレースイは、新雪が積もり続ける絶好のコンディション。修学旅行生のレッスンも始まった。




大雪だったこの日、久しぶりに最大43度のコースに来た。高校生以来だ。相変わらず下が見えない。



2月とか雪が付かなくなると、ガリガリのアイスバーンになって全く楽しめなくなるので敬遠していたのだが、これほどの大雪である。ふかふかの不整地、YLEでなら何もむずかしくはないだろう。
実際、非常にスムーズにターンし、余裕を持って降りてくることができた。楽しんで滑ったくらいだ。

なんて素晴らしいんだ、YLE。
  

Posted by 伊達直人 at 22:10Comments(0)スキー

2013年01月14日

ネットでチューンナップ

スキーのチューンナップ

道具は手入れが必須だが、スキーもまた然り。
ネットを介してのチューンナップを考えて、あちこち探したが、今回もまた、11月になるとぐんと勉強価格に下げた楽天市場内の某-sportsに発注した。
以前は送料はかからなかったが、今回は¥1,500。本体は¥3,980 と格安。安いだけに、問題はあるのだが。

このメーカーの仕組みは、元払い伝票つきの段ボール箱が送られてくるので、そこにスキーを梱包して送ると、終わり次第また手元に送られてくるという仕組み。

今回、オガサカの185cmの板を入れようとしたところ、箱に収まらなかった。以前は入ったはずだ。



レビューを見ると、「箱が大きすぎてもったいない」という一言がすごく多い。僕も、以前はちらっと思った。
しかし考えてみるに、子ども用や最近の短いスキーにはそうかもしれないが、発注する側のスキーのサイズは多様で、いちいちそれにあったサイズの箱をそろえるよりも、1サイズでさっさと発送業務を済ませた方が、管理上は楽なはずである。
今回のサイズダウンは、そんなレビューの多さに負けたのだろう。

“この箱で、この梱包材で”送るようにと現場での均一管理のしやすさからくどく念押しされているのだが、しかし板が入らないのである。ページを見ても、そうした場合の対処は記載されていない。メールで問い合わせるしかない。
なんと“箱を付け足して”という解決方法だった。



幸い、手近にあった飲料水の箱がぴったりだったのでそれほど手間ではなかったが、場合によってはすごい手間である。なぜそれをどこにも告知していないのか?その手間分、ディスカウントされないのか?

バックカントリー、サイドカントリースキーへと板の長さが再び長めになってきている昨今、箱のサイズは200cm級も必要ではないかと思う。

さて チューンの仕上がり具合だが、ストラクチャーは機械に任せるしかないのだが、相変わらずトップの刻みが甘い。
エッジはちょっと甘いかな、と感じたが、一度乗って防錆剤が落ちると、鋭さがはっきりわかった。文句なし。
浅いソールの傷なら、そこそこ埋めてくれるのもサービス内というのが一番いい。滑走性が蘇る。
時間をおいて2本出したのだが、先に出した方はワックスなしで戻ってきたが、箱の細工のため後から出したオガサカにはワックスがかかっていた。ワックス掛けの前に拭き取ろうとしてわかったことだ。統一されていなかったのだろうか。

以前よりはソールの仕上げが良くなっていたが、以前の方がエッジの鋭さがあった。
それでも、チューンはやはりするべきだし、近所にチューンナップ屋がないと、発送や持ち込みなど大変面倒なものである。それを考えると、とても便利なチューンの発注のシステムである。
1級までの方にお勧め。


  

Posted by 伊達直人 at 14:25Comments(0)スキー

2012年04月01日

今日でクローズ

まだまだドカ雪があり、積雪量は十分の夕張・マウントレースイ スキー場。

昨日は、もう今シーズン最後だな、とみぞれ降る中シメのスキー。
日は高くなり、確実に雪はゆるみ、春は近づいている。



エゾシカの足跡が、なんとコース内にしっかりついていた。
シカ達は、もうすぐスキー場から人がいなくなることを知っているらしい。
きっと雪解け時季は、シカ達のそぞろ歩きのコースになるのだろう。
そして穂別のキャンプ場のように、シカの糞が点々と転がっているのだろう。

春スキーシーズンは、小学生はなんと¥100なんだって。来年はぜひ、みなさん家族連れで来てください。
  

Posted by 伊達直人 at 06:33Comments(0)スキー

2012年03月19日

本日パウダー良好也

今朝の夕張は、驚いた。昨年の今頃は、雨が降っていて、現地から引き返したこともあったのに。



3月半ば過ぎたとは思えないほどの雪質。整地した後にどっと降雪があったようで、朝イチはふかふかのパウダーが10cmほど。
がんがんコブや不整地に入りました。

リフト下のコブは、えぐれの上に雪がふわっとかかっていい状態。
本当のコブコースは、スキーの回し方が合わなくて、横にずらして新しいコブを作るつもりで4本滑った。

こちらのコースのリフトは、もう春スキーシーズンということでリフトが運休し、非常に不便。

夕張は、まだまだ滑れそうだ。来週もいけるかなあ。  

Posted by 伊達直人 at 16:15Comments(0)スキー

2012年03月11日

まだまだイケル

昨日もカチカチの夕張。



いやあ、昨日のバーンは固かった。
溶けた雪がまた固まっているから、ざりざりっ、と削れる。

シーズン終盤で、エッジはますます角が取れてきてしまって、こんなに固いバーンでは、思った通りに回らなくなってしまった。
そういえばしばらくチューンにだしていなかった。小回りしたくてもエッジが噛んでいかず、思った以上に中回りになってしまった。

先日、初めてKインストラクターによる“カービーダンス”なるものをテレビで見た。
骨盤、肩胛骨につながるインナーマッスルを動かすらしいのだが、言われているように体を動かしてみると、ちょうど毎週末に動かすと痛くなる部位と重なっていた。

敢えて言ってしまおう。
スキーのカービング・ターンとカービーダンスは、上体の運動が同じである”。

通常のターンでは、もはやストックワークなど関係なく(と思っている)、それよりもターンの切れを深めるために内傾した際に、上体はそれ以上倒れ込まないよう、肩胛骨のあたりをぐいぐい動かして水平を保つ、平行四辺形を左右に揺らすような運動に、個人的には意識がいっている。
それは僕には、今までそれほど使ってこなかった筋肉の動きで、体の固い僕には、自然にはできない動きだということになる。
だから「動かしたな」という疲労感が残る。
それは、あえて積極的に、それら普段使わない上体の筋肉を動かすカービーダンスと同じなのである。

スキーヤーの皆さん、奥様方に人気らしいダンスが、「スキーに行ったら自然にできるし、だから俺はやってるんだ」という言い訳もつけると、スキーに行きやすくなるのではないでしょうか。  

Posted by 伊達直人 at 06:09Comments(0)スキー

2012年03月03日

3月とは思えぬバーン

今朝も冷え込んだ。

夕張は降雪はないようだが、どんな雪質なのか見当がつかない。
スキーは、初めはロングで様子をみて、不整地コースのリフトが動き出したら短い方に替えて突っ込んでいこう、と2本持った。



今日も晴れ渡る石狩平野を一望に、朝イチのバーンはほどよくしまっている。しゃりっとしたところなどなく、さらりとした雪がうっすらかかっている。これはいいぞ。

大会か検定が近いのか、やたらにうまいグループが多かった。
さらに、今年はボードが急に増えたようだ。

不整地コースで、のんびり斜行していたボードがふいに止まったため、踏まずに避けようと跳んで、がつんと後頭部を打つほどもんどりうった。こういうことがあるから、ヘルメットに変えておいてよかった。

コブコースは、中央がえぐれてきた。右はボードが多く使っているようだが、左はターンの幅が一定しない不安定な起伏。
このコースは斜度がきつくなく、僕にはちょうどいい。2本で膝ががくがくになってしまうのだから。

今日は千歳でデカ盛りを食べよう!と2時間で引き揚げた。デカ盛りレポートは次回。
  

Posted by 伊達直人 at 16:44Comments(0)スキー

2012年02月18日

夕張も道路もカチカチのバーン

晴れた。夕張も降雪なし。いつものように朝イチ2時間コースでスキーだ。



が、この時期になってもまだマイナス20度である。車を走らせても、今日は路面のミューが低い。これまでで最も慎重になった。

朝イチに使うスキーなら、低温のワックスでなけれなならないだろうと、今年はブルーの割合、頻度を多くしてみた。一番温度の低いワックスで、塗り広げるのも剥がすのも固い。しかしがっちり食い付いてくれそうな感じである。
案の定、キュッキュッと雪がなるほどの低温ではぴったり合っていて、リフトを降りてからとかすーっと進む。

今日はバーンが固そうだ、とロングターン、高速系で乗ろうと、185cmのオガサカ(5年目だ!)を持って行った。



今季初めて、この板に乗れた、という感覚を得た。

結構スピードは出たようで、顔やつま先がどんどん冷えてきた。これほど寒いと感じたことは今季初めて。
“北海道の人は、一本一本を大事に乗らない”という話を聞いたことがあるが、今日はそんな滑りだった。
だが、それでようやく得た感覚があったのだ。

バーン。
そういえば凍った路面を「アイスバーン」というけど、これってドイツ語だよね?
以前、東ドイツの方と話していて、アイスバーンを口にしたとき「それはドイツ語ですか?」と訊かれた。
もしかして英語?道路に対してしか言わない言葉だから、ドイツ語だと思っていた。西ドイツ人と話したときは、経験したことがなかったようで、ふーんという感じだったし。
東ドイツにはアイスバーンが存在しなかったから、一般的な言葉ではないということなのだろうか?道路に対しては、かの国ではこの言葉は使っていないのだろうか。  

Posted by 伊達直人 at 16:44Comments(0)スキー

2012年02月12日

夕張は大雪注意報だったが

昨日はうちの雪かきはなかったので、朝イチの夕張をめざした。

駐車場へと至る道はまだ除雪中で、すごい雪の量。

そしてゴンドラに並んで上がってみれば、ふかふかのパウダーが不整地コースを覆っている。



これはもう、今日はパウダーしかないじゃないか。がんがん不整地に突っ込む。
が、日頃の運動不足がたたり、腿の引き上げがつらく、一本丸々滑っているのはつらい。
スキーはパウダー用ではないし、ちょっと前のモデルなので若干細めというのもあるが、深雪の中では操作がしづらい。

やはり道具がどうこうより、スキーに対しての体重だろう。浮遊感がない!

接地圧の高さを実感して、いつもどおり2時間で引き上げたのだった。


今日のセレンディピティ的な連想は「接地圧」

接地圧といえば、戦車である。
以前「戦車マガジン」で、“ソ連の戦車は伝統的に接地圧を低めにしている”ということを読んだ。
雪面上での行動も考慮し、大戦前からソ連の戦車は重量に対して幅広のキャタピラを採用する傾向があった。対してドイツ軍はそんな汎用性は考えていなかったから、1941年の冬の積雪から、春の泥濘へと大幅に機動力が低下したのだった。
そんな接地圧の高い、ずぶずぶと大地に飲まれていくドイツ軍戦車を尻目に快速に走り続けた傑作戦車が、T-34である。



この幅広履帯とウェッジシェイプボディは、今に至るまで脈々と受け継がれている設計思想である。

東西ドイツ統一の1年後にムンスター戦車博物館を訪れたところ、なんとT-80が展示してあるのに驚いた。東ドイツ陸軍使用の車両だろうが、もはや展示してしまうとは。ドイツ人の即物的な論理性にも感じ入ったものである。



そのT-80は間近でみると、ランボルギーニ・カウンタックのような衝撃的な車体だった。



とにかく背が低く、相対的にワイドボディで、かっこいいのである。
こんなに小さくて弾は当たるのかというくらいだし、当たってもはじいちゃうんじゃないかというくらいとんがっているし、こんなの大量に侵攻してきたら西ドイツなんてあっというまに席捲されちゃったんじゃないか、というくらい、異様に軽快そうだったのである。

ちなみにこの博物館は、あのアフリカ軍団所属の第21戦車師団の流れを汲む第21機甲旅団が当時も…(以下略)。
ティーゲル、パンテル戦車を見たくて行ったのだが、かえってこちらは背が高く、40t台のT-80を遙かにしのぐ重量だし、弁当箱のような無骨さが際だった。


さてさて スキーも戦車も、シェイプしたボディーと軽快なサスペンション運動。最後に足下、というところか。


※もちろん、現代非正規戦では装甲車両の用兵も違うので、あくまでも接地圧とソ連戦車ということで。
   

Posted by 伊達直人 at 06:46Comments(0)スキー