ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2012年08月19日

やれやれだぜ...

みすてないでーッ ヒィィィィィ 孤独だよーっ

...とでも、キャンプに来ても顕在化してしまうものなのだろうか、と思わざるを得ないことが多い。

広いキャンプ場で、わざわざすぐ隣り、会話が漏れ聞こえて鬱陶しいだろうなという至近距離にテントを張るケースとか。

6月の積丹で、駐車場でこんなことがあった。

やれやれだぜ...

まわりに車は1台もない。広い広い駐車場。なのに、べったり横付けして駐められた。

なぜ?どうしてそんな発想をするのか理解できない。

ばーんとドアをあけて、がさがさと荷物を持って、差し障りなく歩き回りたくはないのか?
なぜ、隣の車を気にしなければならず、行動に制限がかかるような、駐車の場所を選ぶのか?

この後、僕は車のドアを開けることにすごく障りを感じて、いなくなるまで近づかなかった。
ポルシェのドアはふにゃーっと全開に開いてしまうので、隣の車にすぐに触れてしまいそうになるため、半開の状態で留めるのは、意識的な作業なのだから。
そんなことを、わざわざ後から来た他人に強いられたくはない。

がーんとドアをぶつけてもよかったかな。鉄板1mmの質量は強靱なんだぞ。

こういうことをする人は、根本的に自由をわかっていないのだ思う。
不自由な生活を無自覚に送ることに鈍磨し、もはや自由への希求はないのだろう。
自由に振る舞っているつもりかもしれないが、他人の自由も侵すということに対しても、鈍感になっているのだろう。

そういえば以前、十勝エコロジーパークでも、似たような光景、似たような事件があった。

フリーサイトで“集落”から離れて焚き火場の前にテントを張っていた。
夜に焚き火をしていると、幼児を抱いた人、子どもの手をひいた人たちが、黙って焚き火に近づいてきた。
「焚き火だね―、燃えてるんだよ―」などと口にしながら。その焚き火を行っている僕には一言も何も口にしない。
他人の自由に踏み込んでしまっていても、一顧だにしない。それは、自分たちの世界で完結しているから。子どもに焚き火を見せ、そうした日常ではない、キャンプならではの経験ができたことで、彼らの世界は幸福感に包まれているのだから、完結である。
「おまえ、何なんだ!?」と距離を越えられた僕の意識は、問題として感知されていない。
広い広いフリーサイトで、ガイロープがくっつきあうすれすれの距離で並んで張られたテント集落から、焚き火を訪れる人々には、僕の自由は全く尊重されないのだった。

僕は広い空間で屹立する自由を謳歌したい。そのためには、他人の自由も尊重しよう。お互いの自由を侵さないように。




同じカテゴリー(キャンプ場)の記事画像
東大沼二泊目の夜
お盆の美国小泊海岸は…
虫がいっぱいのキャンプ場
富良野観光キャンプ
いつものウニキャンプ
ああ、これで今シーズンは終わりか
同じカテゴリー(キャンプ場)の記事
 東大沼二泊目の夜 (2013-09-22 20:59)
 お盆の美国小泊海岸は… (2013-08-15 08:25)
 虫がいっぱいのキャンプ場 (2013-07-29 20:56)
 富良野観光キャンプ (2013-07-17 06:56)
 いつものウニキャンプ (2013-07-07 21:52)
 ああ、これで今シーズンは終わりか (2012-10-17 03:01)

この記事へのコメント
こんにちは~
隣人は選べませんね…。
Posted by kyankyan at 2012年08月20日 00:42
伊達直人さん、こんばんは♪

私は何故かあまりそういう事は無いのです。
でも良く聞く話ですね。
きっと人が良さそうに見えるのでしょうね。

私は寅さんに似てる筈なのに?
でも寅さんはヤクザな兄貴だから怖いのかも!
Posted by Gian at 2012年08月20日 19:27
Gianさん、それはたぶん、2つの理由があると思います。

1.よくわからない間の抜けた面構えの車だから

黒塗りのベンツだと、近づく人はいないでしょう。
僕の車はご覧の通り、どこか間の抜けたカエル面の古い車ですから、それが何の車なのかはよくわからないけど、乗ってる人は怖い人じゃなさそう、なんて印象を振りまいているのかもしれません。

2.周囲に毒電波を垂れ流している人が見当たらなかったから

タトゥーやミラーのサングラス、色の明るい短髪に肩出して、「ッシャー、ッラー、」とピリピリした雰囲気をだしている人物がうろうろしているところに近づくような、オーディナリー・ピープルはいませんよね。

僕は不思議といろんなところでよく声を掛けられるのですが、まあ、印象として受け入れ体制があると受け止めてもらえると、いろんな運も招き入れることになるかな、と前向きに考えています。
あ、9月の積丹でも、向こうから声を掛けられたなあ。
そういうふうな縁で、今のところ意外な出会いや話があって、幸運だなあ、と思うところが多いです。

とはいっても、あんな距離感は嫌なのですが。
そうか、そうやって引き寄せているのだとすると、縁は奇なものといおうか、仕方が無いと言おうか、ということなのか...。ううん、痛し痒し。
Posted by 伊達直人伊達直人 at 2012年08月21日 21:21
こんにちはです

わかる‼わかりますこの現象!

私もよく駐車場でこのパターンになります
私の車はよくある国産のワンボックスタイプなんですが
チョットだけ横幅が気になるので
人のいない空いてるスペースに停めるなですが
気が付くと隣りにピッタリ
なんなんでしょうね?
Posted by おばいちおばいち at 2012年08月22日 14:15
おばいちさんのブログ、面白いですね。

道南は、どかーんと野放図に広い、という印象はなく、本州的な、もうちょっとタイトな距離感を感じるので、そのせいでみなさん気を遣うのではないでしょうか。
「あとから来る人のために寄せとかな」なんて。

道南のキャンプ場、キャンプに来る人たちの雰囲気は、柔らかい印象があります。

>kyanさん
洞爺湖ではさんざんだったようですが、最近のキャンプ場での隣人はどうだったでしょうか。
Posted by 伊達直人伊達直人 at 2012年08月24日 00:12
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
やれやれだぜ...