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2011年09月18日

「華麗なる賭」

美国小泊野営場
もうがまんならん。焚き火で夜を過ごしたいのだ。
相次ぐ台風来襲で、すっかり天気がくずれっぱなしだが、まだ気温が高いこの3連休を無為に過ごしてどうする。
天気予報をじりじりと見守っていると、降雨確率が低くなり、18日から19日はなんとかなりそうではないか。いつもの積丹町の浜へと行くことにした。

昼も夜も市街で飲んだくれるつもりで、温泉には行かないし、調理もしない。荷物はすっきり少なめ。主要な物は911のフロントにおさまった。

「華麗なる賭」

細々とした物もその気になれば全部入ったが、あまり気にせず助手席の足下にバケツに入れて収める。立てておきたいランタンは、シートの後ろに、後席と挟み込むように搭載。
まだ降雨がなく、天気は曇天のまま保ちそうだったので、車の屋根ははずしておいた。
しかしレインスーツ、靴、キャップは全てゴアテックス、折りたたみ傘といつも以上に雨対策は万全にしておく。

ところが。
札幌南インターが近い頃、やはり降り出した。かなり雨粒が大きい。
走っている限り、少々の雨は車内に入らないが、もう耐えきれる状態ではないので、料金所前の広いスペースに停車し屋根を架けた。
この車はパワーウィンドウではない。ETCなし。しかもレギュレーターはかなり固く、左ハンドルから料金をやりとりする際に助手席の窓を開けられるものではなく、手早く済ませたいので自ら車を降りて料金を払わざるを得ない。
屋根をはずしておくと、ひょいと立ち上がって料金のやりとりができるので便利なのだ。だから高速を走らせるときも、できれば屋根は取っ払っておきたかった。
小樽を過ぎる頃には、もう霧雨程度に変わってきたが、雨があがったわけではない。

空冷ポルシェの空調の悪さは致命的で、雨降りには決して乗りたくはない。ガラスは曇りっぱなしで、どんな手を打とうとすっきりと曇りが取れることはない。

さて 美国市街に入る手前から、浜は見えてくる。
やや、浜はパワーショベルだらけではないか!ついに工事が本格化してしまったか!そんなアナウンスはなかったのに。

「華麗なる賭」

市街地手前から、港までバイパスを建設する工事が20年越しに始まってはいたが、ついに浜を閉鎖して始めていたのだ。

うーん。あてがまったく外れた。悩む。
2時間かけて120km走ってきた。まだ昼前。霧雨はやむ気配がなく、今夜どこかで焚き火ができるかは全くわからない。しかも焚き火台はない。

賭に出ることにした。もう一つのキャンプ場、バカ高い「小泊野営場」があるのだから、そこに泊まろう、と。野塚野営場は、食べるところまでの距離があるのだ。しかし山の上とはいえ、小泊野営場は市街地まで歩く距離はさほど変わりはない。
そうして、大人¥300テント¥1,000を払い、設営することにしたのだった。

「華麗なる賭」
「華麗なる賭」


続きはまた…。



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この記事へのコメント
伊達直人さん、おはようございます。

911のフロントトランクは大きいですね。
私の986とは大違いです。

この頃の911は雨の日にエンジン止めると掛かり難いと聞いた事ありますが、本当なのでしょうか?
Posted by GianGian at 2012年03月17日 09:00
お、ミッドシップ好きのGianさん、おはようございます。

77年式、ボッシュのKジェトロニックシステムですが、全くそんなことはありません。なんたって、年中これで通勤してたくらいです。冬でも一発。

この前のシステムは似たような外観の通称“メカポン”システムなので、そちらはひょっとすると湿度にデリケートなのかもしれませんね。

ちなみにこの個体はエアコン付きでして、トランクに若干突起物があります。
面白いのは、タルガ・トップはそのためにトランク内にしまうことができなくなるらしいのです。
ぼろんと1枚のまま入れてしまう発想だったというのにもちょっと驚きますが、そこでポルシェは、機械仕掛けのドイツ人らしく解決策を考えた。

エアコン付き車は、折りたためるタルガ・トップにしたのです。
屋根を折りたためるかどうかで、エアコン付きか否かを見分けることもできるということにもなりますね。

トランク内には、汚れそうなキャンプの荷物は積まず、たとえば薪なんかは車内のマットの上に置いています。
重量物は、前輪車軸より少し前に置くと車重バランスが良くなりますね。
Posted by 伊達直人伊達直人 at 2012年03月17日 10:23
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