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Posted by naturum at

2015年11月15日

愛用の鹿番長 ③

鹿番長にみるリフレクターの汎用性

鹿番長のランタンリフレクターは、もうホーマックでは見ることがなくなってしまったのだが、もしかして廃盤になったのだろうか。ホヤにひっかける、ストーブによくあるタイプのリフレクターである。



 これは鹿番長製品にはジャストフィットするようなのだが、コールマンの290,286でも何ら問題ない。初めの頃は上から引っかけていたが、下の隙間が気になったので、下に引っかけるようにした。下からもしっかり押さえてるので、全くぐらつかない。ちなみにベンチレーター裏には、より反射するようにと願いを込めて、耐熱塗料の銀色を吹いてある。表面をサンドペーパーで荒らしておかなかったため、剥がれやすく定着はイマイチだが、ぼわっと明るく反射してくれる。



 さてこのリフレクターは800円程度だった。ホヤの30%ほどを覆うので、メーカーは30%の照度アップを謳っていた。確かに鏡面なので、かなりの反射になっているだろう。
 このリフレクターのおかげで、ランタンの向こう側の闇へと光が吸い込まれることが減り、まぶしいくらいなので光量を少し落としている。庭で焼き肉をする際には、隣家への光も制限できる。
 以前、コールマンのアクセサリーで、ベープマットを貼り付けるために、ホヤの外に屹立させるアタッチメントが用意されていた。要は、熱を加えて有効成分を放出させようということであろう。



 そこで、この鹿番長リフレクターの外側に、ベープマットを付けてみた。クリップではさむだけだが、十分に密着している。そしてホヤに近いがゆえに、伝導熱も十二分。余計に部品を増やすことなく、屋外でも利用可能となったのである。蚊に効いているのかというと、蚊には刺されていないがブユにはやられているのでなんとも言えない。
 反射抜群、蚊よけの汎用性と、愛用の品である。2つに付けている。

 200の局面のホヤには、鹿番長は引っかけることができない。薄いアルミ板を幅6センチほどに切って、ホヤの上下に折り込んでみた。これ以上の幅だと、局面になじまないのである。



 まあまあのなじみで、せいぜい10%を覆っているくらいだ。しかし、シュゴーッと盛大すぎて周囲を明るく照らしすぎる200には、背後への光量をわずかでも絞ることができありがたい。

 この簡易リフレクターに使ったアルミ板は、鈍い輝きでしかない。そのため、コンパウンドで磨きをかけて、少しでも鏡面に近づけた。簡単に手に入る、カー用品のホルツのコンパウンドを使った。塗装面に磨きをかける際に使う物である。





そんなに根性入れて磨いたわけではないので鏡というほどまではならなかったが、たとえばリューターでバフがけするともっといけるかもしれない。

結構ランタンリフレクターについて皆さん関心があるようなので、参考までに。
  

Posted by 伊達直人 at 16:20Comments(0)鹿番長

2012年02月18日

愛用の鹿番長② ケトル

山での食事など、お湯を沸かせる時間があるときの食事は、カップラーメンとコーヒーが欠かせない。

すると、沸かすお湯の量は、400mL+200mLになる。二人分だと、カップラーメン用を先に沸かすなどの時間差は必要だが、倍の量をケトルに入れることになる。
そこから考えて、必要なケトルの容量は1L前後になる。

アウトドア製品のケトルは、小さすぎたり、取っ手が不安定だったり、材質としてどうかなという物だったりして、僕にとっては今一つだった。
いろいろと見た中で、一番「これでいい」と思えたのが、このキャプテンスタッグ製ケトルである。




キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンピングケットルクッカー900ml
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンピングケットルクッカー900ml






ホームセンターでよくよく吟味できたというのもよかった。
ここのケトルは、0.9L,2.0L,3.1Lと3サイズ用意されているというのが面白い(そんなでかいのは、キッチン用でいいではないか)。

一番いいのは、本体の持ち手がぐらぐらせず、しっかり保持できるのがいい。
使い方に気づかなかった当初は、常に持ち手が蓋上にくるようにして使っていた。持ち手の根元は、ネジで留める仕組みで、いくらでも外して調節できる、至って故障の少ない、手入れのしやすいシンプルな構造である。
かたづける際は、持ち手を下げて、蓋を押さえつけるようにしてしまえるのも、コンパクトでいい。
オリジナリティの高いデザインである。

数年たって、普通の鍋のように持ち手の向きを変えればもっと使いやすいではないか、と気づいた。



それまで、焚き火の上に架けっぱなしにするような使い方をすると、どのケトルでもそうだが、熱い火の上に手をかざさなければならないし、蓋に触れると熱いし、と気を遣うことがあったのだ。
しかしこのケトルは、鍋のように持ち手が長く、多少酔っていても掴みやすいし注ぎやすい。
そうした荒々しい扱いにうってつけだったのである。
つまり、汎用性・信頼性が高い

メーカーでは、この持ち手の特性から、「鍋としても使える」と謳っているようだが、それはありだろうな。注ぎ口の洗いづらさを考えると、とろりと粘度の高い汁物は扱わない方がいいだろう。

キャプテンスタッグ(パール金属)は、たまにこうしたシンプルでありながら肝をおさえた製品をデザインしているので、よくよく見る必要があるのだ。小さな会社ではないので、どんなデザイナーさん、職人さんが、どんな企画を経て出してきたのだろうな、と興味深い。

このケトルには、用の美を見いだすのである。  

Posted by 伊達直人 at 05:01Comments(2)鹿番長

2012年01月22日

愛用の鹿番長①

キャプテンスタッグ 火熾し器
木炭は結構かさばる物だ。
乾燥を保つためにも、炭専用のケースを用意して持って出かける方もいるくらいで、僕も手頃な物を探しているところである。

ナラ炭の火力と火持ちの良さ、着火性は文句なしだが、嵩張る。火力とコンパクトさのバランスを考えると、オガ炭。
炭を少なくしておきたい僕の選択は、オガ炭と安いクズ炭(バーベキュー用やマングローブ炭とか)の組み合わせだ。そして文化たき付けによる着火。
火の付きがいいクズ炭で初期火力を得て、オガ炭に着火していくという方法を取っている。
オガ炭をティピー型に組んだりしているが、それでもクズ炭程度の熱量では温度上昇が遅く、オガ炭に火が回るのは時間がかかる。

出かけた先ですぐに火を熾したいときには、やはり火熾し器を使うか、と考えていた。

折りたたみタイプや、消し壺とセットの円筒形など、様々なタイプがある。
ごく短時間しか使うことのない道具だし、費用対効果の高さを重視したいと思案していたところ、kyanさんのブログでこれを見つけたのだった(色々教えていただきありがとうございました。)。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 炭焼き名人 FD火起こし器
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 炭焼き名人 FD火起こし器






近くのホーマックでも扱っていて、¥1200くらいだったか。折りたたみタイプで、B5サイズほどの大きさで手頃である。
折りたたみは、どうしてぶらぶらと揺れないのかな、と思っていたが、がっしりと底に網をはめ込んで使うので、何の心配もいらない。せいぜいが本体が熱くなることに気をつけるくらいである。
少し厚みのある合金製で、重さもある。さび止めのつや消し塗装は、一回目でかなり熱によるダメージを受けるが、火を扱う道具は大方そんな物だ。

使ってみたが、やはり煙突効果による温度上昇は凄まじい。オガ炭もすぐに着火して熱を発し始めた。



この火熾し器、コンロに置くにはぴたっとはまる丁度良い大きさだ。本体内に入る炭は、七輪サイズの量は十分まかなえる。しかしコンロサイズでは少し足りない。
そこで僕は、炭をコンロに敷いた上にたき付けを置き、火熾し器をかぶせることにしている。火熾し器がぐらつかないことに気をつけなければいけないが、底の炭への着火は多少あり、全体として温度上昇が早くなる。



折りたためてかさばらないし、使い勝手、費用対効果抜群。おすすめの道具の一つである  

Posted by 伊達直人 at 16:06Comments(3)鹿番長