2012年01月14日
チキンの終末
そういえば、生焼けローストチキンのエンディング。
焼けているところは振る舞い、身を削いだ後のうっすらピンク色の肉部はシチューにしてしまうことにした。

詰め物は単独で十分食べられるのでかき出し、骨と身を選り分けた。
鶏ガラスープを取ることもないので、骨はこれでさようなら。曹操の気分になって、鶏肋、鶏肋、としゃぶってみたが肉はもうほとんど残っていなかった。己のナイフ捌きの確かさにちょっと自信がついた。
中国ネタで言えば、「荘子」にも牛をばらす牛刀使いの要諦の話があったな。
ダッチに入れていたニンジン、ジャガイモもそのままシチューに入れると、すでに火は入っているので、単に鍋で煮るよりとても柔らかい。
ムネやササミのあたりも意外に旨味があり、満足、満腹の一鍋になった。
いつも丸鶏を解体しているときに思い出す話がある。

「アメリ」で、子どもの頃の宝物が戻ってきて感涙にむせぶおじさんがいた。その人の好物は、ローストチキンを作ったときにこっそり自分だけ食べる“腰肉”だという。
それって、どのあたりの部位なんだろう?
映像を見て確かめればいいのだが、まあ、それだけのことなので未だ確かめてはいない。
焼けているところは振る舞い、身を削いだ後のうっすらピンク色の肉部はシチューにしてしまうことにした。

詰め物は単独で十分食べられるのでかき出し、骨と身を選り分けた。
鶏ガラスープを取ることもないので、骨はこれでさようなら。曹操の気分になって、鶏肋、鶏肋、としゃぶってみたが肉はもうほとんど残っていなかった。己のナイフ捌きの確かさにちょっと自信がついた。
中国ネタで言えば、「荘子」にも牛をばらす牛刀使いの要諦の話があったな。
ダッチに入れていたニンジン、ジャガイモもそのままシチューに入れると、すでに火は入っているので、単に鍋で煮るよりとても柔らかい。
ムネやササミのあたりも意外に旨味があり、満足、満腹の一鍋になった。
いつも丸鶏を解体しているときに思い出す話がある。

「アメリ」で、子どもの頃の宝物が戻ってきて感涙にむせぶおじさんがいた。その人の好物は、ローストチキンを作ったときにこっそり自分だけ食べる“腰肉”だという。
それって、どのあたりの部位なんだろう?
映像を見て確かめればいいのだが、まあ、それだけのことなので未だ確かめてはいない。
2011年12月25日
チキン焼き上がり
さて チキンの腹に詰めるキノコとミックスベジタブルを炒めてぐいぐいと。イモ、ニンジン、タマネギも鍋のすきまに押し込んで、用意ができた。
ストーブに12インチを入れるのは実に久しぶりで、こんなにいっぱいいっぱいだったか?
形の崩れないオガ炭は蓋上としても、熾火が少なかったな。

うーむ。
鍋から出してみたが、うーむ、イマイチぱりっとしていない。
ま、火の通りが悪いところ(手羽やモモの裏とか)は、あとでレンジにかけるしかない。
ああ、ちなみにこの皿も、キャプテンスタッグブランドのコレールだ。

取り分けていくと、やはりまだ赤い部分があった。
今回の教訓として、12インチには相当の炭を用意しなければならないこと、やはり底に置く五徳を用意して、鍋の出し入れをスムーズにすると同時に、熾火に当たるスペースを確保することだな。
紅玉があるので、しばらくは8インチで焼きリンゴだな。
ストーブに12インチを入れるのは実に久しぶりで、こんなにいっぱいいっぱいだったか?
形の崩れないオガ炭は蓋上としても、熾火が少なかったな。

うーむ。
鍋から出してみたが、うーむ、イマイチぱりっとしていない。
ま、火の通りが悪いところ(手羽やモモの裏とか)は、あとでレンジにかけるしかない。
ああ、ちなみにこの皿も、キャプテンスタッグブランドのコレールだ。

取り分けていくと、やはりまだ赤い部分があった。
今回の教訓として、12インチには相当の炭を用意しなければならないこと、やはり底に置く五徳を用意して、鍋の出し入れをスムーズにすると同時に、熾火に当たるスペースを確保することだな。
紅玉があるので、しばらくは8インチで焼きリンゴだな。
2011年12月24日
ストーブにダッチ12インチ突っ込んで
今日作るのは、まずはチキンだろう。
冬は、薪ストーブにダッチオーブンを入れて作る。焼き時間は数十分のうちにできてしまう。
あれこれはずして、ダッチオーブンを入れやすいようにしておく。

時期的に、スーパーの肉売り場ではいつになく丸鶏が充実。昨晩のうちに入手して、下ごしらえを済ませる。ヨーグルトと醤油と紹興酒で、適当にマリネ。

いつも以上に大きいサイズの丸鶏で、10インチに収まりそうもない。
久しぶりの12インチの使用しかない。キャプテンスタッグ製。


キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ダッチオーブンセット30cm
ぷっ、と笑いを漏らす向きもあるやもしれないが、このブランド、なかなかに目の付け所がよく、しかも廉価で惜しげ無く使えるので、登山でもしなければ高性能を必要としない野営道具には重宝するブランドなのだ。
このキャプスタ12インチは、入手してから数年たつが、早くに汎用性の高さを製品化していた点がえらい。①弦2本、②脚なし、③ディープ型、と現在多くのモデルが持つ特徴を、早くから盛り込み廉価で提供してきたのだ。
ただ、鋳鉄肌は若干薄く、蓄熱性能が低い。また蓋の合わせ目が甘く、隙間が大きい。
このダッチオーブンは他社の12インチよりも少し大きい気がする。考えようだが、もし厚い鋳物だったら、かなりの重量だっただろう。
ウチの薪ストーブはそれほど大きくはないので、入るオーブンは12インチが限界。これに脚がついていたり、重い物だったりしたら出し入れや蓋開けなどは大変だったと思う。
問題点はあるのだが、条件をクリヤーできる12インチとして重宝はしているのだ。
それにしてもでかいダッチ。中まで火が通りづらそうで、炭の量は多めにしておこう。
さあ、夕刻には調理を始める。
冬は、薪ストーブにダッチオーブンを入れて作る。焼き時間は数十分のうちにできてしまう。
あれこれはずして、ダッチオーブンを入れやすいようにしておく。

時期的に、スーパーの肉売り場ではいつになく丸鶏が充実。昨晩のうちに入手して、下ごしらえを済ませる。ヨーグルトと醤油と紹興酒で、適当にマリネ。
いつも以上に大きいサイズの丸鶏で、10インチに収まりそうもない。
久しぶりの12インチの使用しかない。キャプテンスタッグ製。


キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ダッチオーブンセット30cm
ぷっ、と笑いを漏らす向きもあるやもしれないが、このブランド、なかなかに目の付け所がよく、しかも廉価で惜しげ無く使えるので、登山でもしなければ高性能を必要としない野営道具には重宝するブランドなのだ。
このキャプスタ12インチは、入手してから数年たつが、早くに汎用性の高さを製品化していた点がえらい。①弦2本、②脚なし、③ディープ型、と現在多くのモデルが持つ特徴を、早くから盛り込み廉価で提供してきたのだ。
ただ、鋳鉄肌は若干薄く、蓄熱性能が低い。また蓋の合わせ目が甘く、隙間が大きい。
このダッチオーブンは他社の12インチよりも少し大きい気がする。考えようだが、もし厚い鋳物だったら、かなりの重量だっただろう。
ウチの薪ストーブはそれほど大きくはないので、入るオーブンは12インチが限界。これに脚がついていたり、重い物だったりしたら出し入れや蓋開けなどは大変だったと思う。
問題点はあるのだが、条件をクリヤーできる12インチとして重宝はしているのだ。
それにしてもでかいダッチ。中まで火が通りづらそうで、炭の量は多めにしておこう。
さあ、夕刻には調理を始める。
2011年08月07日
棒焼きパンの失敗
先日のキャンプでは、夕食はフォンデュなどを予定して食材を用意していたが、遅く始まった昼の焼き肉と、大量に残された食材をつついて「夕食はもういいね」となってしまった。
僕は焚き火を見つめながらビールを飲んで十分に満足だったのである。
しかし、クーラーボックスの庫内の温度はどんどん上がり、翌日までとても持ちそうにない食材もある。手つかずの肉の賞味期限も来ている。そこで、一人焼き肉で処分することにした。
そしてついでに、粉を用意していた「棒焼きパン」もやってしまうことにしたのである。
先日偶然見た「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」で、アウトドア料理特集をやっていて、その中で棒焼きパンを焼いていたのである。「もちもちしておいしひー」と空気の抜けたしゃべくりに、あつあつならおいしいかも、炭火を熾すならやってみようか、という気になったのだ。
しかし、発酵に失敗。混ぜ方と水分だな。どうも北海道の屋外では、温度が足りないのか、いままでうまく膨らんだことがない。湯煎をしなければだめか…。

ま、失敗ならどうなっていくのか、学ぶつもりで焼きを続行することにした。

1.生地を紐状にして細く巻き付ける ←太いと重く、棒から垂れてくる
2.炭火は遠目、弱火で ←火に近いと焦げやすく膨らみきらないうちに焼き上がってしまう
3.一人でたくさんは焼けない ←火加減をよく見ていないとすぐ焦げる
なるほどなあ、と教訓を胸に、食べられたものではない小麦粉の塊は棄てたのである。
僕は焚き火を見つめながらビールを飲んで十分に満足だったのである。
しかし、クーラーボックスの庫内の温度はどんどん上がり、翌日までとても持ちそうにない食材もある。手つかずの肉の賞味期限も来ている。そこで、一人焼き肉で処分することにした。
そしてついでに、粉を用意していた「棒焼きパン」もやってしまうことにしたのである。
先日偶然見た「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」で、アウトドア料理特集をやっていて、その中で棒焼きパンを焼いていたのである。「もちもちしておいしひー」と空気の抜けたしゃべくりに、あつあつならおいしいかも、炭火を熾すならやってみようか、という気になったのだ。
しかし、発酵に失敗。混ぜ方と水分だな。どうも北海道の屋外では、温度が足りないのか、いままでうまく膨らんだことがない。湯煎をしなければだめか…。

ま、失敗ならどうなっていくのか、学ぶつもりで焼きを続行することにした。

1.生地を紐状にして細く巻き付ける ←太いと重く、棒から垂れてくる
2.炭火は遠目、弱火で ←火に近いと焦げやすく膨らみきらないうちに焼き上がってしまう
3.一人でたくさんは焼けない ←火加減をよく見ていないとすぐ焦げる
なるほどなあ、と教訓を胸に、食べられたものではない小麦粉の塊は棄てたのである。
2011年06月09日
身から出た錆
シーズニング不要!というのがユニフレーム製ダッチオーブンのウリなのだが、一晩放置しておいたら、やはり錆が浮いてきてしまった。
夜遅くなって、水しか出ない洗い場で、焚き火ですすけた鍋を洗うのは非常に面倒くさい。
と手を抜いたところ、錆が発生してしまったのだ。
仕方なく、帰宅後にもう一度洗って、さらに加熱して水分を飛ばしたが、全く変わらない。
こうなれば、シーズニングと同様に、油を塗って加熱するしかない。
そうした際に一石二鳥なのが、揚げ物をすることである。
採ったばかりのウドの葉があることだし、冷蔵庫のシイタケや、冷凍庫のギョウザで天ぷら・揚げ物をすることにした。

食後に見てみると、錆は全くなくなっていた。油膜で覆われたようである。
鋳鉄でなくとも、鉄製品にはある程度油の層を表面に作っておくべきだな、と反省し、今回の件を教訓としたい。
夜遅くなって、水しか出ない洗い場で、焚き火ですすけた鍋を洗うのは非常に面倒くさい。
と手を抜いたところ、錆が発生してしまったのだ。
仕方なく、帰宅後にもう一度洗って、さらに加熱して水分を飛ばしたが、全く変わらない。
こうなれば、シーズニングと同様に、油を塗って加熱するしかない。
そうした際に一石二鳥なのが、揚げ物をすることである。
採ったばかりのウドの葉があることだし、冷蔵庫のシイタケや、冷凍庫のギョウザで天ぷら・揚げ物をすることにした。

食後に見てみると、錆は全くなくなっていた。油膜で覆われたようである。
鋳鉄でなくとも、鉄製品にはある程度油の層を表面に作っておくべきだな、と反省し、今回の件を教訓としたい。
2011年06月06日
三位一体(325年確立)
初めて持つお勧めのダッチオーブンは?
文句なしにおすすめは、ユニフレームのダッチオーブンである。

ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチオーブン 8インチスーパーディープ
さらに付け加えるなら、10インチが最良の選択である。参考図書や映像ももちろんあった方が、後で何があっても驚かない。

ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチオーブン 10インチスーパーデイープ+ダッチオーブンクッキングレシピ DVD
①初心者でも扱いが比較的容易
②脚なしで、日常的に台所でも使いやすい
③ツルが2本あるのが持ちやすい
④深さがある
⑤製品としての精度が高い
ということが、費用対効果で抜群なのだ。
「焼きリンゴ」などを手軽に調理できる小さめのものを、と2台目を求めた当時、ちょうどこちらの8インチが出てきたのだった。
このサイズに見合った料理をする限り、性能に不満はこれまではない。薪ストーブに入れると、蒸気の圧力に蓋が耐えきれずにブブブブと唸りを上げて振動するのは仕方の無い範疇だと考えている。
今回の留萌キャンプでは、ちょっと寒くなりそうだったので、簡単鍋にこのダッチオーブンを使った。
ダッチオーブンは、蓋をしてしまうとその蒸気・圧力効果で、かなりの物が旨味を保って柔らかくなる。
この効果で、手軽に旨い物の一つがキャベツだ。
そして、簡単に味付けができちゃう食材が、ベーコン。うまいブロックものがあれば尚いいが、ちょっとおいしそうな物があれば十分。
さらに、日本人好みのアミノ酸の旨味を添える物として、カニ・エビがある。
これらにコンソメや醤油で塩梅をつければ、屋外料理としては十分な一品が簡単にできる。
今回は買い出しに出かけて見たところ、エビが一尾¥39、キャベツ1/4¥38、ベーコン¥280というのが目を惹いたので、さっとそれらに決めて、鍋に入れることにした。

始めにベーコンから炒め、じゅーっと音がしてきたあたりでちょっとビールと水を掛け、それからキャベツ、マイタケを投入。キャベツからも水がすごく出るので、初めは少なめ(なくてもいいのだが、僕はなんとなくいれたくなる)で、きっちり熱を通す。
蒸気の効果であっというまに火が通る(こんな温室効果の惑星に住んでいたら嫌だな、といつも思う…)。
旨い旨い、と喰いつつ飲みつつ、90分ほどが過ぎていくのだった。
今回は、〆にラーメンを用意しておいた。スープも別個¥35のものを用意して投入。
ところが、うーん、やっぱりダッチオーブンはダッチオーブンなんだな、と翌日しみじみ思ったのだった…。
文句なしにおすすめは、ユニフレームのダッチオーブンである。

ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチオーブン 8インチスーパーディープ
さらに付け加えるなら、10インチが最良の選択である。参考図書や映像ももちろんあった方が、後で何があっても驚かない。

ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチオーブン 10インチスーパーデイープ+ダッチオーブンクッキングレシピ DVD
①初心者でも扱いが比較的容易
②脚なしで、日常的に台所でも使いやすい
③ツルが2本あるのが持ちやすい
④深さがある
⑤製品としての精度が高い
ということが、費用対効果で抜群なのだ。
「焼きリンゴ」などを手軽に調理できる小さめのものを、と2台目を求めた当時、ちょうどこちらの8インチが出てきたのだった。
このサイズに見合った料理をする限り、性能に不満はこれまではない。薪ストーブに入れると、蒸気の圧力に蓋が耐えきれずにブブブブと唸りを上げて振動するのは仕方の無い範疇だと考えている。
今回の留萌キャンプでは、ちょっと寒くなりそうだったので、簡単鍋にこのダッチオーブンを使った。
ダッチオーブンは、蓋をしてしまうとその蒸気・圧力効果で、かなりの物が旨味を保って柔らかくなる。
この効果で、手軽に旨い物の一つがキャベツだ。
そして、簡単に味付けができちゃう食材が、ベーコン。うまいブロックものがあれば尚いいが、ちょっとおいしそうな物があれば十分。
さらに、日本人好みのアミノ酸の旨味を添える物として、カニ・エビがある。
これらにコンソメや醤油で塩梅をつければ、屋外料理としては十分な一品が簡単にできる。
今回は買い出しに出かけて見たところ、エビが一尾¥39、キャベツ1/4¥38、ベーコン¥280というのが目を惹いたので、さっとそれらに決めて、鍋に入れることにした。

始めにベーコンから炒め、じゅーっと音がしてきたあたりでちょっとビールと水を掛け、それからキャベツ、マイタケを投入。キャベツからも水がすごく出るので、初めは少なめ(なくてもいいのだが、僕はなんとなくいれたくなる)で、きっちり熱を通す。
蒸気の効果であっというまに火が通る(こんな温室効果の惑星に住んでいたら嫌だな、といつも思う…)。
旨い旨い、と喰いつつ飲みつつ、90分ほどが過ぎていくのだった。
今回は、〆にラーメンを用意しておいた。スープも別個¥35のものを用意して投入。
ところが、うーん、やっぱりダッチオーブンはダッチオーブンなんだな、と翌日しみじみ思ったのだった…。
2011年05月14日
ダッチオーブン(1)
冬期間、薪ストーブを焚いていると、常に、その熱源を何かに活用できないかと考える。
煮込みなどのストーブトップ・クッキングがまあそういうことだが、ダッチオーブンがあるので、中に突っ込んで行うこともままある。
安い丸鶏を入手したときなどは、ローストチキンだ。
薪だけでは、火力の維持に難があるので、木炭も少し用意しなければならない。オガ炭がコンパクトかつ火力十分で、こうした使用には向いている。
オーブンを入れる前に、その火加減、量はよくよく考えなければならない。外での調理と違って、炭を足したり減らしたりということは、あまりできないだろう。炭壺を用意すればいいだけなのだが、暖を取っているときにはあまり考えないものだ。
ストーブの中に入れてしまうと、なかなか蓋を開けられないので、中からの音と火力の様子に頼って判断している。
きちんと時間をはかれないこともないのだが、外では同じ条件にはならないし、様子を見ながら判断していきたいのだ。
手持ちの8インチはユニフレーム製だが、蒸気に耐えられず蓋が持ち上がって音を出す。ロッジの10インチでは、蓋の重さは十分に圧力に耐えられるようだ。ジューッという音が静かに聞こえてくる。
封じられたた蒸気調理なので、生臭さなどはないのがダッチオーブンの良さなのだが、僕は前日からタレに漬け込んでおくのが好みだ。さらに臭みは消える。
適当にスパイスをすり込み、ハーブ、醤油、ヨーグルト、ワインを掛けて袋に入れて、時折ひっくりかえしては満遍なく肉が漬かるようにする。
焼き上がりは、ジューッと音がして蒸気も少し漏れ出した頃にストーブから出すようにしてみた。炭や熾きは取り去り、余熱で仕上げるようにした。いつまでも焼いていると、思ったよりも火の通りが早く、かなり炭化してしまうことがあったからだ。

そして音がしなくなった頃合いには、じわっと奥まで火が通り、ほくほくに仕上がっている。タレがついているので、皮はどうしても焦げやすいが、剥がせばいいだけのことだ。
屋外と違って、ダッチオーブン本体がかなり熱を持つ。側面に接するイモやニンジンは焦げやすいので、フォイルに包む。
肉はもちろん旨いのだが、ニンジンがうまい。僕は決してニンジンは好きではないのだが、独特の野菜臭さがなく、グラッセしたように甘い。これを食べれば、どんな子どももニンジン嫌いにはならないだろう。
煮込みなどのストーブトップ・クッキングがまあそういうことだが、ダッチオーブンがあるので、中に突っ込んで行うこともままある。
安い丸鶏を入手したときなどは、ローストチキンだ。
薪だけでは、火力の維持に難があるので、木炭も少し用意しなければならない。オガ炭がコンパクトかつ火力十分で、こうした使用には向いている。
オーブンを入れる前に、その火加減、量はよくよく考えなければならない。外での調理と違って、炭を足したり減らしたりということは、あまりできないだろう。炭壺を用意すればいいだけなのだが、暖を取っているときにはあまり考えないものだ。
ストーブの中に入れてしまうと、なかなか蓋を開けられないので、中からの音と火力の様子に頼って判断している。
きちんと時間をはかれないこともないのだが、外では同じ条件にはならないし、様子を見ながら判断していきたいのだ。
手持ちの8インチはユニフレーム製だが、蒸気に耐えられず蓋が持ち上がって音を出す。ロッジの10インチでは、蓋の重さは十分に圧力に耐えられるようだ。ジューッという音が静かに聞こえてくる。
封じられたた蒸気調理なので、生臭さなどはないのがダッチオーブンの良さなのだが、僕は前日からタレに漬け込んでおくのが好みだ。さらに臭みは消える。
適当にスパイスをすり込み、ハーブ、醤油、ヨーグルト、ワインを掛けて袋に入れて、時折ひっくりかえしては満遍なく肉が漬かるようにする。
焼き上がりは、ジューッと音がして蒸気も少し漏れ出した頃にストーブから出すようにしてみた。炭や熾きは取り去り、余熱で仕上げるようにした。いつまでも焼いていると、思ったよりも火の通りが早く、かなり炭化してしまうことがあったからだ。

そして音がしなくなった頃合いには、じわっと奥まで火が通り、ほくほくに仕上がっている。タレがついているので、皮はどうしても焦げやすいが、剥がせばいいだけのことだ。
屋外と違って、ダッチオーブン本体がかなり熱を持つ。側面に接するイモやニンジンは焦げやすいので、フォイルに包む。
肉はもちろん旨いのだが、ニンジンがうまい。僕は決してニンジンは好きではないのだが、独特の野菜臭さがなく、グラッセしたように甘い。これを食べれば、どんな子どももニンジン嫌いにはならないだろう。