2012年05月25日
イタドリ?怪しいナントカソウ
先日、かからさんのページで初めて、イタドリが食べられるものだと知った。壁のように成長したイタドリの間を歩くのは難儀だな、という印象しか持っていなかっただけに、ちょっと意外だった。
1回目のタラの芽採りの際に探してみたが、見当たらず、替わりに林間で似たような生え方をしているこの山菜を見つけたので、母に訊いてみようと少し採ってきた。
葉は三角形で、赤味は全くなく、イタドリとは似つかない。
40cmほどで切った際に、ウドのような酸味のある爽やかな香りがしたので、もしかしたら食べられるものかもしれないと思い直し持ち帰ったのだ。

母も知らないらしく(知っていれば僕も口にしていただろう)、伯母に聞きに行ったところ、山菜図鑑を持って帰ってきた。さすが山菜好きの伯母だ。
それによると、なんとかソウだと同定できた。本を見たというのにもうわすれてしまったのだが、あの葉っぱの形と時季は間違えようがない。安全に区別できるだろう。
あく抜きは必要なく、炒めても、煮てもいいという、扱いやすく便利な山菜であった。
早速煮浸しにしてみたところ、日陰育ちだったこともあり、柔らかくかすかな苦みと酸味がさわやかである。ウドのような風味でもあり、フキのような成り立ちと舌ざわりでもある。筋を取るところも似ている。
ただ、中間的なぶん個性的な味ではなく、また旨さも今一つという、敢えてたくさん食べようという気にはならないものでもある。
生え方も数本ずつで大量に採れるものでもないし、そうしたこともあってイマイチ人気の無い山菜なのだろう。
だが、ウド、フキの本格シーズン前の、煮物用の手頃な山菜としては便利だし、僕はこれからもタイミングが合えば採っていきたいと思った。
2回目のタラの芽採りでは、ちょうどイタドリの群生地でもあったので、採ることができた。
しかしながら、調べてみると下処理はかなり面倒くさい。タラの芽の処理で疲れてきた頃、「イタドリ?無理に食べなくても」と鼻で笑う母の言葉で、やはり食べるのは止めた。
山菜好きの北海道人にとっては、ウドもフキもあるのにイタドリを敢えて食べることは無い、ということなのだろう。
1回目のタラの芽採りの際に探してみたが、見当たらず、替わりに林間で似たような生え方をしているこの山菜を見つけたので、母に訊いてみようと少し採ってきた。
葉は三角形で、赤味は全くなく、イタドリとは似つかない。
40cmほどで切った際に、ウドのような酸味のある爽やかな香りがしたので、もしかしたら食べられるものかもしれないと思い直し持ち帰ったのだ。

母も知らないらしく(知っていれば僕も口にしていただろう)、伯母に聞きに行ったところ、山菜図鑑を持って帰ってきた。さすが山菜好きの伯母だ。
それによると、なんとかソウだと同定できた。本を見たというのにもうわすれてしまったのだが、あの葉っぱの形と時季は間違えようがない。安全に区別できるだろう。
あく抜きは必要なく、炒めても、煮てもいいという、扱いやすく便利な山菜であった。
早速煮浸しにしてみたところ、日陰育ちだったこともあり、柔らかくかすかな苦みと酸味がさわやかである。ウドのような風味でもあり、フキのような成り立ちと舌ざわりでもある。筋を取るところも似ている。
ただ、中間的なぶん個性的な味ではなく、また旨さも今一つという、敢えてたくさん食べようという気にはならないものでもある。
生え方も数本ずつで大量に採れるものでもないし、そうしたこともあってイマイチ人気の無い山菜なのだろう。
だが、ウド、フキの本格シーズン前の、煮物用の手頃な山菜としては便利だし、僕はこれからもタイミングが合えば採っていきたいと思った。
2回目のタラの芽採りでは、ちょうどイタドリの群生地でもあったので、採ることができた。
しかしながら、調べてみると下処理はかなり面倒くさい。タラの芽の処理で疲れてきた頃、「イタドリ?無理に食べなくても」と鼻で笑う母の言葉で、やはり食べるのは止めた。
山菜好きの北海道人にとっては、ウドもフキもあるのにイタドリを敢えて食べることは無い、ということなのだろう。
2012年05月19日
オピネルとタラの芽
たぶん今日が最後になるだろう、たらんぼ採りに5時に行ってきた。

今年、ヘタ取りに使っているのが、オピネル。刃渡り8cmのサイズだ。
この長さが、シュッと切り取るのに丁度いい。
フキやウドを採る際にも、僕には使い勝手がいい。ポケットに入れておいて、さっと出すのにいいサイズだ。もう一つ上があるかはわからないが、もう1cmあってもいいだろう。
山菜を切り取るのに、カミソリのような切れ味がいいのだが、そのためには、よく研いでおかなければならない。
見てわかるように、ちょっと放置しておくと、すぐに刃が黒ずみだす。錆の進行は早い。
この小ささ、柔らかさなので、研ぐのは造作もない。砥石を用意する面倒を厭わなければ。
そして今年の使い方として、タラのとげをさっと落とすのにも便利なことに気づいた。
切っ先の形状がとがったタイプで、しかも細身なので、先だけ入れて、しゃっしゃっととげを削ぐのにべんりなのだ。
さて、そのタラの芽のとげ。タラの木はとげありととげなしの、二種類がある。
図鑑を見てしらべたわけではないが、赤味の強いものは細身でとげがあり、青みの強いものはふっくらとしてとげがない。

食べて美味しいのは、やはりとげなしの方だ。
実際に山の中では、見つけ次第採りまくっているので、差別はしていないが。
しかし食べる際には、やはりとげは気になるので、無いに越したことはなく、削いでおきたいのだ。
その小道具が、今年はオピネルということである。
親指や小指のあたりは、滑り止めとして刻みを入れ、指への引っかかりがいいようにしてある。
彫刻刀で簡単に削れるので、名前だって簡単に入れられる。
高品質な作りというわけではないのだが、野外の道具として非常に便利な道具である。

今年、ヘタ取りに使っているのが、オピネル。刃渡り8cmのサイズだ。
この長さが、シュッと切り取るのに丁度いい。
フキやウドを採る際にも、僕には使い勝手がいい。ポケットに入れておいて、さっと出すのにいいサイズだ。もう一つ上があるかはわからないが、もう1cmあってもいいだろう。
山菜を切り取るのに、カミソリのような切れ味がいいのだが、そのためには、よく研いでおかなければならない。
見てわかるように、ちょっと放置しておくと、すぐに刃が黒ずみだす。錆の進行は早い。
この小ささ、柔らかさなので、研ぐのは造作もない。砥石を用意する面倒を厭わなければ。
そして今年の使い方として、タラのとげをさっと落とすのにも便利なことに気づいた。
切っ先の形状がとがったタイプで、しかも細身なので、先だけ入れて、しゃっしゃっととげを削ぐのにべんりなのだ。
さて、そのタラの芽のとげ。タラの木はとげありととげなしの、二種類がある。
図鑑を見てしらべたわけではないが、赤味の強いものは細身でとげがあり、青みの強いものはふっくらとしてとげがない。

食べて美味しいのは、やはりとげなしの方だ。
実際に山の中では、見つけ次第採りまくっているので、差別はしていないが。
しかし食べる際には、やはりとげは気になるので、無いに越したことはなく、削いでおきたいのだ。
その小道具が、今年はオピネルということである。
親指や小指のあたりは、滑り止めとして刻みを入れ、指への引っかかりがいいようにしてある。
彫刻刀で簡単に削れるので、名前だって簡単に入れられる。
高品質な作りというわけではないのだが、野外の道具として非常に便利な道具である。
2012年05月06日
雨上がりのGW
大荒れだった連休。
それでも昨日は、午後に雨があがった。待ちかねていたぞ。
急いで農試公園に行き、サクラを眺めた。

ここにこれほどの桜が植えられたのは、つい最近のことなんだそうだ。
ソメイヨシノ100本、エゾヤマザクラ100本があるらしい。
白いソメイヨシノはほぼ全てが開花している。野生種エゾヤマザクラは個体差があり、まだ蕾のものもあり、もうすこし楽しめそうだ。
それでも昨日は、午後に雨があがった。待ちかねていたぞ。
急いで農試公園に行き、サクラを眺めた。

ここにこれほどの桜が植えられたのは、つい最近のことなんだそうだ。
ソメイヨシノ100本、エゾヤマザクラ100本があるらしい。
白いソメイヨシノはほぼ全てが開花している。野生種エゾヤマザクラは個体差があり、まだ蕾のものもあり、もうすこし楽しめそうだ。
2012年05月04日
山菜シーズン
4/29 むかわ町の山中へ山菜採りに。
春の第一波は、アイヌネギだ。
最近は行者ニンニクとかヒトビロとかキトピロとか、全く馴染みのない言葉で言われることもあり、僕にはぴんとこない。
先住民族が見いだした北海道特産の春の旨味、と解して、長らく呼ばれてきた「アイヌネギ」という呼称で通したいのだが。
北海道ではお馴染みの、GW前に出てくる春の山菜。臭いがきついと言われ、さすがに朝食には取らないが、外で焼き肉をしたり、夕食でならがんがん食べる。
今回はむかわ町の山中へ。
今年は寒いと思っていたら、数日の陽気で一気に春になって、レンギョウやサクラが開花したほどだ。
したがって、今年もこの時期はもうネギのピークは過ぎていて、ちょっと地温の低い場所を主に探すことになる。
そうなると、雪解けの遅い日陰気味の斜面や沢地ということだ。
シカの足跡や糞があるあたりを歩く。


途中の林道で、シカの死体があった。撃たれたり、咬まれたりして血が流れた様子もない。小動物では分厚い皮に刃が立たないのか、まだ囓られた痕もない。
餓死なのか、今季はこうしてぱたっと死ぬシカが見受けられるのだそうだ。
昼食は、穂別キャンプ場のバーベキュー場で。2カ所あり、今回は小川を渡った新設のコーナーを選ぶ。遠いがベンチがあり、洗い場も使いやすいのだ。

Kyanさんのレポートにもあったが、ここの芝生にはシカの糞が異様に多い。土になってしまうまでは、フリーサイトの設営は慎重に場所を選ばないとならないだろう。

ジンギスカンにはもちろんネギも投入。タレ漬けの肉と合わせる。北海道人の好きな食べ方の一つだ。
アズキナではあまり感じないのだが、アイヌネギを食べていると、便通がいい。精をつける山菜だけあって、何か密度が違うのだろうか。
5/3には、門別にも行くことになった。
春の第一波は、アイヌネギだ。
最近は行者ニンニクとかヒトビロとかキトピロとか、全く馴染みのない言葉で言われることもあり、僕にはぴんとこない。
先住民族が見いだした北海道特産の春の旨味、と解して、長らく呼ばれてきた「アイヌネギ」という呼称で通したいのだが。
北海道ではお馴染みの、GW前に出てくる春の山菜。臭いがきついと言われ、さすがに朝食には取らないが、外で焼き肉をしたり、夕食でならがんがん食べる。
今回はむかわ町の山中へ。
今年は寒いと思っていたら、数日の陽気で一気に春になって、レンギョウやサクラが開花したほどだ。
したがって、今年もこの時期はもうネギのピークは過ぎていて、ちょっと地温の低い場所を主に探すことになる。
そうなると、雪解けの遅い日陰気味の斜面や沢地ということだ。
シカの足跡や糞があるあたりを歩く。


途中の林道で、シカの死体があった。撃たれたり、咬まれたりして血が流れた様子もない。小動物では分厚い皮に刃が立たないのか、まだ囓られた痕もない。
餓死なのか、今季はこうしてぱたっと死ぬシカが見受けられるのだそうだ。
昼食は、穂別キャンプ場のバーベキュー場で。2カ所あり、今回は小川を渡った新設のコーナーを選ぶ。遠いがベンチがあり、洗い場も使いやすいのだ。

Kyanさんのレポートにもあったが、ここの芝生にはシカの糞が異様に多い。土になってしまうまでは、フリーサイトの設営は慎重に場所を選ばないとならないだろう。

ジンギスカンにはもちろんネギも投入。タレ漬けの肉と合わせる。北海道人の好きな食べ方の一つだ。
アズキナではあまり感じないのだが、アイヌネギを食べていると、便通がいい。精をつける山菜だけあって、何か密度が違うのだろうか。
5/3には、門別にも行くことになった。