ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2012年08月19日

やれやれだぜ...

みすてないでーッ ヒィィィィィ 孤独だよーっ

...とでも、キャンプに来ても顕在化してしまうものなのだろうか、と思わざるを得ないことが多い。

広いキャンプ場で、わざわざすぐ隣り、会話が漏れ聞こえて鬱陶しいだろうなという至近距離にテントを張るケースとか。

6月の積丹で、駐車場でこんなことがあった。



まわりに車は1台もない。広い広い駐車場。なのに、べったり横付けして駐められた。

なぜ?どうしてそんな発想をするのか理解できない。

ばーんとドアをあけて、がさがさと荷物を持って、差し障りなく歩き回りたくはないのか?
なぜ、隣の車を気にしなければならず、行動に制限がかかるような、駐車の場所を選ぶのか?

この後、僕は車のドアを開けることにすごく障りを感じて、いなくなるまで近づかなかった。
ポルシェのドアはふにゃーっと全開に開いてしまうので、隣の車にすぐに触れてしまいそうになるため、半開の状態で留めるのは、意識的な作業なのだから。
そんなことを、わざわざ後から来た他人に強いられたくはない。

がーんとドアをぶつけてもよかったかな。鉄板1mmの質量は強靱なんだぞ。

こういうことをする人は、根本的に自由をわかっていないのだ思う。
不自由な生活を無自覚に送ることに鈍磨し、もはや自由への希求はないのだろう。
自由に振る舞っているつもりかもしれないが、他人の自由も侵すということに対しても、鈍感になっているのだろう。

そういえば以前、十勝エコロジーパークでも、似たような光景、似たような事件があった。

フリーサイトで“集落”から離れて焚き火場の前にテントを張っていた。
夜に焚き火をしていると、幼児を抱いた人、子どもの手をひいた人たちが、黙って焚き火に近づいてきた。
「焚き火だね―、燃えてるんだよ―」などと口にしながら。その焚き火を行っている僕には一言も何も口にしない。
他人の自由に踏み込んでしまっていても、一顧だにしない。それは、自分たちの世界で完結しているから。子どもに焚き火を見せ、そうした日常ではない、キャンプならではの経験ができたことで、彼らの世界は幸福感に包まれているのだから、完結である。
「おまえ、何なんだ!?」と距離を越えられた僕の意識は、問題として感知されていない。
広い広いフリーサイトで、ガイロープがくっつきあうすれすれの距離で並んで張られたテント集落から、焚き火を訪れる人々には、僕の自由は全く尊重されないのだった。

僕は広い空間で屹立する自由を謳歌したい。そのためには、他人の自由も尊重しよう。お互いの自由を侵さないように。
  

Posted by 伊達直人 at 08:31Comments(5)キャンプ場

2012年08月15日

リコピン豊富な新種

大きく家庭菜園を楽しむ叔母夫婦から、調理用トマト なるものをいただいた。



サイズ比較のナイフは、敬愛する燕三条にちなみ、グローバルナイフのペティナイフ。微妙な湾曲が研ぎづらいのだが、重さのバランスがよく、手の中にしっくり収まる。

ミディアムサイズのトマト。加熱調理用に品種改良されたものらしく、生食ではあまり旨味がないらしい。
しかし炒めるなり調理すると、色は鮮やかだし、あまりべたっとはせず、何よりリコピンなどのトマトならではの栄養素があまり壊れないのだそうだ。全く加熱調理向きの品種である。

僕は全く知らなかったのだが、最近市場に回るようになったものだそうだ。

早速、旬のイカと絡めて作ってみた。
トマトは湯むきして3個、イカは2杯。ついでに旬のオクラは2本。
イカ等を先に炒めて、トマトは最後に入れた。パプリカ、ケチャップ、ハチミツで軽くアクセントをつけて、あまり煮込まないでおく。



おお、爽やかな酸味が残り、べちゃっとせず好ましい。なるほど加熱向き。

また来年も、いただきたいな。
  

Posted by 伊達直人 at 17:38Comments(0)料理

2012年08月09日

港町は揚げ物好き

飲み喰い処 平八


先月の美国の海キャンプで、夕食はいつものこちら平八で。

多彩なメニューで、気まぐれにずんと食べ応えのある物を頼みたくなったときや、小グループで銘々勝手に注文するにしても、十分に応えてくれる。

今回は、ウニは当然ぺろりと食べたが、カルパッチョや焼き物など、一手間かけた物をいただく。
いつも持ち帰りばかりだったザンギ煮込み。



初めて店で食べたのだが、ほくほくで旨い。汁はしょっぱすぎず、酒の肴に合うちょうどいい塩梅。これは食が進む逸品。

もう一つ初めて、座敷に上がり、床の間を前に座ることが出来た。いやあ、いつもすみません。日本家屋に暮らした経験のない僕には、欄間の雰囲気とか、非日常的でほっとするような刺激的なような、旅に来たなあ、という思いにさせられる。
しかし残念なことに、耐震性に難があり、この秋には新店舗に移るということだ。この古い商家を使い続けられないのは残念だが、使える部材は再利用できたらいいな。
新店舗なら、動線がスムーズになり、これまで以上にサービスも味も向上することだろう。楽しみでもある。

飲み食い処平八 ( / 居酒屋 )
★★★★4.0
supported by ロケタッチグルメ


  

Posted by 伊達直人 at 18:23Comments(0)essen

2012年08月06日

多国籍軍

木下サーカス 札幌公演

自由席タダ券があったもので、今日なら空いているかと行ってみたら、そんなことはないのだった。



11時開演なので、9時半なら余裕で車は駐車場に入れられるだろうと行ったのだが、確かに駐車スペース(¥500)は十分あったのだが、すでに並んでいる人の列が700人くらい。

あー、飲み物もってくればよかったなあ、と名古屋の万博で炎天下入場前にのろのろと列を為したことを思い出す。

10時半ころから入場が始まり、場内に入ったときにはあらかた席は埋まっていた。柱の陰の見づらい席が空いていたのみだ。

子どもの頃にモスクワで見て以来なので、日本のサーカスに興味津々である。
中心のスペースは、直径12mほど。意外に狭い。しかしライトやワイヤーがたくさん据えられ、照明きらめく空中戦が見られそうなことは予想に難くない。

果たしてその通りの、海外で見られるような最新サーカスの演技の数々で開演。

よく見ると、ロシア人ぽい人々だらけ。音楽も、スラブ的憂鬱を奏でる東方的BGM。ここまで出稼ぎに来るほど、ロシア人のサーカス技術は未だに断トツなのだろう。

かつては、モスクワにサーカス学校があったということだったが、今でも養成所はあるのだろうか?体操をやっていたような人々のアスレチックな技も見られる。

驚いたことに、出演する動物がすごい。当然ながら、その調教師、猛獣使いもロシア人ぽいのだが、そこまで飼い慣らすテクニックに驚嘆する。
シマウマ4頭、キリン1頭、ライオン8頭!怪しい非日常的サーカス的空間になったではないか。
ゾウ2頭は、やはりタイ人の受け持ちであったが、これほど多国籍な人々、演目が並ぶとは凄まじい。サーカスの元祖・世界帝国ローマのコロシアムも、そんな異国情緒にあふれたのだろう。

こんな動物を間近に見られるなら、キリンによだれを降りかけられようと、断然リングサイド指定席でみるべきだ。

休憩をはさんで、固唾を呑むライオン、空中ブランコの大スペクタクルで終了。大興奮である。  

Posted by 伊達直人 at 18:15Comments(2)旅行

2012年08月02日

今季2度目の美国小泊海岸

積丹町のウニ漁期間は8月一杯まで。毎月来たいのだが、と7月のキャンプに行ってきた。天気も気温も十分。

まだ気温が安定しない時期だったせいもあり、本格的な海水浴シーズンにはまだ入っていないようで、小泊海岸は比較的空いている。
午前11時の到着で、人の入れ替えが済んでからテントを張ろうと、まずはいつもの「ふじ鮨」でウニ丼やらを食べてきた。

ふう、と「神威鶴」でいい気分になりながら、テントや大物荷物を掴んで場所の選定。相変わらず埃っぽい地面なので、あまり歩きたくもなく、隣のテント、トイレとは程よく微妙な距離をとって設営。ロープ類は好きなだけ伸ばして張る。が、砂の多いところではペグが効かない。たくさん転がっている石にロープを回して固定したところが2本。

みごとにファミリーキャンプの光景。若者の海キャンの景色。
隣は、会社の海キャンらしく、夕方には発電機が回り出した。まいったなー、どうしようかと思っていると、炊飯器でご飯が炊きあがると止められた。ランタンもそこそこ揃っているようで、夜通し発電機を回すことにはならず、良かった良かった。

浜は清掃されたようで、錆びた釘やワイヤーは見事に撤去、回収されている。流木もほとんどなし。もうこれで、幼児児童を遊ばせるのも一安心だ。

しかし波打ち際は、急にえぐれて結構な深さ。幼児が一人でパチャパチャするには、勾配がきつい。大人でも、歩くには相当な角度を感じるので、二人でしっとり歩くのは無理があるだろう。

ちょうど美国神社祭礼の楽隊の若者達の打ち上げが行われていた。浜の隅の方で行われていて、観光客への配慮を感じる。さすがハリマ隊長。

いつものように「平八」で夕食後、あちこちで花火の時間帯。わざわざトイレ前の歩道で爆竹を鳴らしていたバカファミリーの他は、至って静かなファミリーキャンプ場。おしゃべりを楽しみたいグループは、わざわざ堤防の方に離れて設営する気配り。

流木処理も兼ねて、僕も静かに焚き火をしたのだった。



翌朝、起き出すのが遅いのがファミリーキャンプの特徴だが、宴会がなかったため、どこのテントも割と早めに動き出していた。
みごとに、グリーンとベージュの凍男色に彩られた浜である。凍男はやっぱりコストパフォーマンス高いよな。どこでも扱っているから、ガスやマントルがすぐに補充できるし、安心だ。



さっさと撤収して、朝食はまたしても、古平の漁協祭りでウニ丼で締めたのであった。今回もウニ三昧。  

Posted by 伊達直人 at 15:42Comments(0)キャンプ場