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Posted by naturum at

2012年06月15日

積丹うにツアー ②

美国小泊海岸

浜に着いて、まずはロケーション、設備の確認。



誰もテント張っていないので、多少トイレ近くでもうるさくはならないだろう。駐車場からの距離はどこも似たような物だし、入り口というものが存在しないようなもので、人通りが集中するようなところはなさそうだ。

コンクリートの段差の下は、浜遊び用のスペースのようだ。その上までは波は届かないように、二段になっている。

その、上のスペースに張ったのだが、ブルドーザーで造成した痕がいまだ生々しい。砂だか土だか以前もはっきりしない土壌だったが、現在はさらに砂の割合が多いとは言え、砂利が多く埋もれている。
ペグを打っても、抜けやすい砂地のくせに、がつん!とたたけなくなることもあるという、イライラさせられる地面だ。



こういう地面では、雪頂のソリッドステイクは決して最強ではない。もっと摩擦抵抗の高い形状のペグを用意しておかなければならない。

海からの風が強く、入り口の向きを変えたりしたが、単純な棒状のペグはするすると抜けるので、仮に打った後でも向きを変えやすい。

一息つくまもなく、流木を集めに浜との往復を数回繰り返す。肩にも担いだりしたが、乾燥した木は非常に軽い。

程よい長さに整え、ちょっと組んでみたりして、ようやく休憩。ぷしゅっと一缶。

この浜は、新しい防波堤が巨大でかなり眺望をふさぎ、眺めのいい浜ではない。北向きなので、サンライズ、サンセットもない。
いいのは市街地への近さと、流木の多さだ。

昼食はウニを食べに出かける。
「田村岩太郎商店」のウニ丼と、「ふじ鮨」本店をハシゴして相当に金を使った昼食になってしまったが、とにかくウニ三昧。そのために来たので、タガは設定せず外れて結構。

テントに戻ってきて、昼寝をしたかったのだが、かなり気温が上がり、いくらフライの風通しをよくしても、テント内の温度が高いままで、とても寝られそうにない。

しかたなく、ぼんやり飲みながら過ごす。

ひっきりなしに訪れる二人連れ。ホテルのある場所を嗅ぎ当てるように、デートスポットも見つけちゃうんだろうな。
浜で危なっかしい遊びをしていた小学生を、前掛けをした某店のマスター達が回収していって一安心。
映画「異人たちとの夏」のことを考えて涙を浮かべたりしながら、ぼーっと過ごす。

3時過ぎから、もう焚き火も始めた。



そのうち足下が熱くなってきたので、裸足になって、熱い砂の感触を久しぶりに味わいながら、夕食時を迎えた。

「喰い処 平八」と「喫茶うめもと」をいつものように訪れ、9時過ぎに帰営。
200Aのホヤやベンチレーターを外して点火するも、その後ベイルがなかなかはまらずイライラ。あっというまにベンチレーターが熱くなるので、手早くやらないと厄介だというのに。

起床が早かったために眠気が先に来てしまい、焚き火を楽しむ時間は短く、12時すぎでテントに潜り込む。

翌朝は5時に目が覚めた。コーヒーを淹れたが、何となく眠くてその後うたた寝を続け、8時過ぎに撤収開始。9時過ぎ、美国を離れる。



期せずして古平町の漁協祭りに立ち寄り、朝からウニ丼を食べることができ、シメも完璧なウニツアーになった。


さて 今回のこの美国小泊海岸だが、野営はできるが、海水浴場というわけではないそうだ。しかしかき入れ時には監視員を置き、売店まで設置するらしい。
あいまいな立ち位置の曖昧なスペースなのだが、土壌も砂地なのか土なのか曖昧。造成でほじくりたてなもので、異様に埃っぽく、歩いているだけで靴がほこりまみれになった。
撤収する段になって気づいたが、テントの床面のほこりもすごい。ほこりというのはなかなか取れず厄介だと、今回思いを新たにした。
ホコリのつきはかなりのもので、しかもぱさぱさで、取りづらさは全道トップレベルではないだろうか。

また、浜だが、波打ち際はそうでもないが、結構サビた釘やワイヤーが埋まっていて(造成ゆえか)、手放しで安全とは言えない。子どもには、サンダルが不可欠だ。

難の多いキャンプ地ではあるのだが、僕はこれからも毎年使うことは断言できだろう。

付記:
トイレにペーパーがないな、と思っていたら、翌朝、設置に来ていた。シーズンオフはトイレットペーパーがないようなので、ご注意、ご用意を。それでも、以前までのトイレ施設よりはいいかな。

屋外の水道が、ひねってもテンションがかかって蛇口が戻るタイプ。片手では手を洗えない。以前もこのタイプが付いていたが、非常に使いづらい。担当者はよほどこのタイプが気に入っているのだろう。

  

Posted by 伊達直人 at 21:10Comments(3)キャンプ場