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Posted by naturum at

2012年02月12日

夕張は大雪注意報だったが

昨日はうちの雪かきはなかったので、朝イチの夕張をめざした。

駐車場へと至る道はまだ除雪中で、すごい雪の量。

そしてゴンドラに並んで上がってみれば、ふかふかのパウダーが不整地コースを覆っている。



これはもう、今日はパウダーしかないじゃないか。がんがん不整地に突っ込む。
が、日頃の運動不足がたたり、腿の引き上げがつらく、一本丸々滑っているのはつらい。
スキーはパウダー用ではないし、ちょっと前のモデルなので若干細めというのもあるが、深雪の中では操作がしづらい。

やはり道具がどうこうより、スキーに対しての体重だろう。浮遊感がない!

接地圧の高さを実感して、いつもどおり2時間で引き上げたのだった。


今日のセレンディピティ的な連想は「接地圧」

接地圧といえば、戦車である。
以前「戦車マガジン」で、“ソ連の戦車は伝統的に接地圧を低めにしている”ということを読んだ。
雪面上での行動も考慮し、大戦前からソ連の戦車は重量に対して幅広のキャタピラを採用する傾向があった。対してドイツ軍はそんな汎用性は考えていなかったから、1941年の冬の積雪から、春の泥濘へと大幅に機動力が低下したのだった。
そんな接地圧の高い、ずぶずぶと大地に飲まれていくドイツ軍戦車を尻目に快速に走り続けた傑作戦車が、T-34である。



この幅広履帯とウェッジシェイプボディは、今に至るまで脈々と受け継がれている設計思想である。

東西ドイツ統一の1年後にムンスター戦車博物館を訪れたところ、なんとT-80が展示してあるのに驚いた。東ドイツ陸軍使用の車両だろうが、もはや展示してしまうとは。ドイツ人の即物的な論理性にも感じ入ったものである。



そのT-80は間近でみると、ランボルギーニ・カウンタックのような衝撃的な車体だった。



とにかく背が低く、相対的にワイドボディで、かっこいいのである。
こんなに小さくて弾は当たるのかというくらいだし、当たってもはじいちゃうんじゃないかというくらいとんがっているし、こんなの大量に侵攻してきたら西ドイツなんてあっというまに席捲されちゃったんじゃないか、というくらい、異様に軽快そうだったのである。

ちなみにこの博物館は、あのアフリカ軍団所属の第21戦車師団の流れを汲む第21機甲旅団が当時も…(以下略)。
ティーゲル、パンテル戦車を見たくて行ったのだが、かえってこちらは背が高く、40t台のT-80を遙かにしのぐ重量だし、弁当箱のような無骨さが際だった。


さてさて スキーも戦車も、シェイプしたボディーと軽快なサスペンション運動。最後に足下、というところか。


※もちろん、現代非正規戦では装甲車両の用兵も違うので、あくまでも接地圧とソ連戦車ということで。
   

Posted by 伊達直人 at 06:46Comments(0)スキー