2011年09月27日
9月18日 小糠雨降る積丹飲んだくれツアー・2
飲み食い処平八
幾分夜の帳が降りかけた頃、テントのキャノピーはしっかり閉じ、薪はその中にしまい込み、焚き火の備えを万全にして出かける。
昨年も同じ頃は雨降りで、浜のトイレで深夜激しく転倒したのだったな。
あっ、今日の靴は、グリップを失うことで悪評高いカメレオンⅡじゃないか!
絶対に千鳥足にはなれないぞ、と本気で思い、よく滑る木組みの階段を一歩一歩確かめながら歩き降りたのだった。ヘッドランプももちろん持った。
ところで 昼間の『ふじ鮨』で、悲しい事実を知ってしまった。もう積丹町では、サンマを獲る漁師さんがいないんだって。だから目の前は日本海なのに、根釧地方からサンマを仕入れているんだって…。
こちらのお店でも、「尾岱沼から2箱…、」という話が聞こえてきた。漁業で食べていくのは、何処も難しいことなんだな。
オードブルや握りの大量注文が入っていて、ちょうど忙しい夜だった。お嬢さんの定位置のイスを奪うことになり、申し訳なかった。今度、何かお土産でも…。
さて こちらでは旬のサンマが¥500で、焼き・刺し・たたきで味わえると、張り紙があった。おおっ、勉強価格!
なに、サンマのたたき?それは食べたことがない。早速味わわねば。

なるほど、アジと同じような仕立て方で、ポン酢で食べるとまた面白い味だ。しかも身が長く綺麗。ぴかぴかと、赤々と、ぬらぬらと、妖しい色彩の逸品。
いつものツブ刺しもいただく。またしても、アブラの位置を教えていただく。いい加減に覚えなければなるまいな。まるごと食べても全く影響がないから、今一つ切迫して身につかないのだ。
今回は、帰りに転ぶわけにはいかないので、日本酒はここではやめておいた。
テイクアウトにゲソ揚げと枝豆をお願いし、一度店を出る。
後で折を開けると、いろいろとおまけをしていただき、ありがとうございました。一人だと、食べられる品数が限られるからありがたいです。
そうして夜。
焚き火を見つめながら肴をつまみ、骨やら殻やらは火中へと無造作に投げ入れながら、火と酒と渾然一体に楽しんだのだった。
居酒屋 魚料理・海鮮料理寿司
電話 0135-44-3529
北海道積丹郡積丹町大字美国町字船澗74 [地図]
営業時間 17:00 - 23:00
幾分夜の帳が降りかけた頃、テントのキャノピーはしっかり閉じ、薪はその中にしまい込み、焚き火の備えを万全にして出かける。
昨年も同じ頃は雨降りで、浜のトイレで深夜激しく転倒したのだったな。
あっ、今日の靴は、グリップを失うことで悪評高いカメレオンⅡじゃないか!
絶対に千鳥足にはなれないぞ、と本気で思い、よく滑る木組みの階段を一歩一歩確かめながら歩き降りたのだった。ヘッドランプももちろん持った。
ところで 昼間の『ふじ鮨』で、悲しい事実を知ってしまった。もう積丹町では、サンマを獲る漁師さんがいないんだって。だから目の前は日本海なのに、根釧地方からサンマを仕入れているんだって…。
こちらのお店でも、「尾岱沼から2箱…、」という話が聞こえてきた。漁業で食べていくのは、何処も難しいことなんだな。
オードブルや握りの大量注文が入っていて、ちょうど忙しい夜だった。お嬢さんの定位置のイスを奪うことになり、申し訳なかった。今度、何かお土産でも…。
さて こちらでは旬のサンマが¥500で、焼き・刺し・たたきで味わえると、張り紙があった。おおっ、勉強価格!
なに、サンマのたたき?それは食べたことがない。早速味わわねば。

なるほど、アジと同じような仕立て方で、ポン酢で食べるとまた面白い味だ。しかも身が長く綺麗。ぴかぴかと、赤々と、ぬらぬらと、妖しい色彩の逸品。
いつものツブ刺しもいただく。またしても、アブラの位置を教えていただく。いい加減に覚えなければなるまいな。まるごと食べても全く影響がないから、今一つ切迫して身につかないのだ。
今回は、帰りに転ぶわけにはいかないので、日本酒はここではやめておいた。
テイクアウトにゲソ揚げと枝豆をお願いし、一度店を出る。
後で折を開けると、いろいろとおまけをしていただき、ありがとうございました。一人だと、食べられる品数が限られるからありがたいです。
そうして夜。
焚き火を見つめながら肴をつまみ、骨やら殻やらは火中へと無造作に投げ入れながら、火と酒と渾然一体に楽しんだのだった。
飲み食い処平八 ( / 居酒屋 )
★★★★☆4.0
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居酒屋 魚料理・海鮮料理寿司
電話 0135-44-3529
北海道積丹郡積丹町大字美国町字船澗74 [地図]
営業時間 17:00 - 23:00
2011年09月24日
9月18日 小糠雨降る積丹飲んだくれツアー・1
「ふじ鮨」本店
丘の上のキャンプ場から、滑りやすい階段を慎重に下り、市街の反対側にあるこちらで一杯飲もうと、傘をさして歩いて行った。
3連休初日の昼はさぞ混んでいるだろうと入ってみると、天気が悪いせいか6割ほどの入り(2階もあって、実はとても広い)。
そういえば訊かれなかったが、いつものようにカウンターに一人座った。傘やレインウェアやらが濡れていて、ちょっと申し訳ない。
サンマ刺し、ブリ刺し、かすべ唐揚げなどを肴に、地酒「神威鶴」を飲みながらほっと一息。この季節ならではの魚のために、ここまで来た甲斐があったというものだ。
さて、握りを少々いただく。
今回面白かったのは、タコの頭、イカのひれ、炙りサンマだった。
イカひれ
炙りサンマ
奥座敷に座ってしまっては、存在を知ることもなかったネタだろう。カウンターで良かったな、と思うの
だ。
いつもごちそうさまです。次は、アワビのシーズンになってからかな。
「ふじ鮨」積丹本店
電話 0135-44-2016
住所 北海道積丹郡積丹町大字美国字船潤120-6
年中無休 営業時間 11:00 - 21:00
丘の上のキャンプ場から、滑りやすい階段を慎重に下り、市街の反対側にあるこちらで一杯飲もうと、傘をさして歩いて行った。
3連休初日の昼はさぞ混んでいるだろうと入ってみると、天気が悪いせいか6割ほどの入り(2階もあって、実はとても広い)。
そういえば訊かれなかったが、いつものようにカウンターに一人座った。傘やレインウェアやらが濡れていて、ちょっと申し訳ない。
サンマ刺し、ブリ刺し、かすべ唐揚げなどを肴に、地酒「神威鶴」を飲みながらほっと一息。この季節ならではの魚のために、ここまで来た甲斐があったというものだ。
さて、握りを少々いただく。
今回面白かったのは、タコの頭、イカのひれ、炙りサンマだった。


奥座敷に座ってしまっては、存在を知ることもなかったネタだろう。カウンターで良かったな、と思うの
だ。
いつもごちそうさまです。次は、アワビのシーズンになってからかな。
ふじ鮨 積丹本店 ( / 寿司 )
★★★★★5.0
powered by livedoor グルメ
「ふじ鮨」積丹本店
電話 0135-44-2016
住所 北海道積丹郡積丹町大字美国字船潤120-6
年中無休 営業時間 11:00 - 21:00
2011年09月03日
その個性を愛す
「ベジポタラーメン ジル」
意外に北海道人は、ラーメンに関しては保守的な味が好みで、野心的な味わいはなかなか受け入れられない難しさがあるようだ。
こちらのお店は、野菜のポタージュスープに、特注の極太麺を合わせたラーメンを開発した。なかなかに大変だったと思う。
ところが、残念なことにこの個性的な旨さは未だ理解されていないようで、食べたことがない・一度しか入っていないという方が多く、近隣のラーメン店を選ぶ方が多いのだ。
この店の味は、有りか無しかで言うなら、声を大にして「有り」だと言おう。
まず、現在のラーメンとはどんな料理かというと、すでに発祥の大陸の味と遙かに違う物に変化しているではないか。ありとあらゆるスープの取り方があり、食べ方や麺の種類も多様で、何でもありの百花斉放、百家争鳴のジャンルではないか。しかも全国的にまだまだ変化が落ち着く気配もない。そういう料理を、北海道人は好む傾向があるではないか。
この店の生み出す味は、ヌードルの一形態だと考えればいいだろう。
温かいスープの物は、まず塩梅が落ち着いてきた。当初は味が濃かったが、ベースになるスープの濃度を落としたか、塩加減を落としたか、飲み下しやすくなった。バジル、ガーリック、胡椒など、様々な香辛料等を加えて味の変化を楽しむよう推奨されているのだが、この変化は劇的だった。ラーメンにこういう味があるのか!?という衝撃がある。
ダシはポタージュの甘みとのバランスよく、ブイヨンともまた違う、洋食のスープとしてなら、おおっ!と驚く一歩踏み込んだ味だろう。ラーメンの文脈で考えると、コクがわかりづらく何のスープだろう、という異質な印象を与えるかもしれない。
しかし、髄液を絞るように煮込んだ獣臭さ、調味料や油脂に頼らない味付けのスープというのは、実に個性的で旨い物なのだ。
三角形のイタリアンで使うようなボウル型の丼は、インパクトはあるだろうが、料理にとっては、向いていないのではないか。浅い器で少し麺が泳ぐくらいで、スープの香りが立つようにしたほうがいいのではないかと思う。まあ何より僕には、視覚的に三角形という角の立った禍々しさと、面積が狭くちゅるっと啜った際に、汁が器の外へとハネ飛びやすいというのが、食事を提供される側として障りを感じ嫌なのだが。大抵は大盛りを頼んでいるので、丸く大振りな器はそんなストレスとは無縁。

つけ麺が最近出てきたが、市内でもトップの味だと思う。冷たい麺に熱いスープは、麺を浸す時間が長くなっても塩梅よく、舌に刺激少なく、スープの甘みと旨味を味わえる。じっくり、極太麺を噛みしめ味わえる。
この極太麺が手強い。アルデンテ程度の茹で加減なのだろうが、うどんともパスタとも違う、なかなか噛みきれないもちっとした弾力溢れる麺なのだ。ラーメンの麺としての歯応えや味わいを確保し、パスタのように口の中で噛んで味わう食べ方に向いた麺、と考えていった正常進化がこの麺なのだろう。
そういう固さの麺なので、いつものようにがばっと箸でつまんで啜る、という食べ方は向かない。口の中でごわごわと噛みきれないいらだたしさが残るだろう。スパゲッティのように、少量まとめて口に放り込むといいのだろう。
そうすると時間がかかり、麺がのびてしまうかも、という心配のために、固めの茹で加減なのだ。この麺はそうそう水を吸わないので、嬉しいことに大盛りにしてもそれほど固さに変化はない。
平打ちやバリかた等、麺を味わう風潮が出てきてはいるが、この極太麺の独特さは断トツで、抵抗感があるようだ。最近はラーメンらしい中太麺も選べるようになった。
どこのラーメン作りの文脈に属さないこの味は独学らしく、意見を寄せてもらいたいと卓上には用紙が用意されている。独創的なだけに、客観的な評価を得るのは難しいだろうな。
こちらの明快かつ個性的な方針を、僕は支持するぞ。
と先日はつらつら考えていて、今、強いてあげるなら…、と書き込もうかどうしようか迷っていると所用ですぐに店を出なければならなくなった。
具にレンコンが入っているのだが、これが厚く固いので、薄切りにしてスープカレーの具のように素揚げしてみてはどうか、ということを勘定の際に言い置いて店を出た。
真意は、もう少しある。
ラーメンを求める客は、意外に“わかりやすさ”も求めているようなので、わかりやすいコクがあるといいのかもしれない。
油脂のコクをこれ以上スープに入れることは考えられないので、具でコクを感じてもらってはどうだろうか。揚げることで、油のコクを感じてもらえるのではないか。
また、レンコンの固さはちょっと異質で、薄くするともっとスープとなじむのではないだろうか。
具にレンコンが鎮座するというのは、スープカレーで北海道民にはもうお馴染みだろう。。
中太麺も用意するように、客の嗜好にも擦りよせをする余地があるようだし、ちょっとした“わかりやすさ”があれば、もっと千歳市民に受け入れられるのではないだろうか。
もっとこの個性的な味わいが、受け入れられて欲しいと願うのだ。
趣味性がありそうで、でもこだわりのなさそうな内装、ディスプレイについては全く評価しない。悪くはない(と思う人が大半だろうけど)だろうが、アメリカ的“お飾り”という雰囲気は全然店に馴染んでない。器にプロヴァンス風のもの、イタリア的大振りな明るさの物があると、ぐっと来るかもしれない。
でも店名の“ジル”は、ジル・ド・レェのジル?それとも、シスター・ジルのジルとか?どちらも悪魔的だから、そんなことはないだろうけど、由来はなんなのだろうな。
さてさて 個性的なことは間違いない、世に問うだけの価値ある一杯だ。ぜひご賞味を。
電話 0123-27-9000
北海道千歳市東郊1-3-4
定休日 水曜日 営業時間 11:00 - 21:00
意外に北海道人は、ラーメンに関しては保守的な味が好みで、野心的な味わいはなかなか受け入れられない難しさがあるようだ。
こちらのお店は、野菜のポタージュスープに、特注の極太麺を合わせたラーメンを開発した。なかなかに大変だったと思う。
ところが、残念なことにこの個性的な旨さは未だ理解されていないようで、食べたことがない・一度しか入っていないという方が多く、近隣のラーメン店を選ぶ方が多いのだ。
この店の味は、有りか無しかで言うなら、声を大にして「有り」だと言おう。
まず、現在のラーメンとはどんな料理かというと、すでに発祥の大陸の味と遙かに違う物に変化しているではないか。ありとあらゆるスープの取り方があり、食べ方や麺の種類も多様で、何でもありの百花斉放、百家争鳴のジャンルではないか。しかも全国的にまだまだ変化が落ち着く気配もない。そういう料理を、北海道人は好む傾向があるではないか。
この店の生み出す味は、ヌードルの一形態だと考えればいいだろう。
温かいスープの物は、まず塩梅が落ち着いてきた。当初は味が濃かったが、ベースになるスープの濃度を落としたか、塩加減を落としたか、飲み下しやすくなった。バジル、ガーリック、胡椒など、様々な香辛料等を加えて味の変化を楽しむよう推奨されているのだが、この変化は劇的だった。ラーメンにこういう味があるのか!?という衝撃がある。
ダシはポタージュの甘みとのバランスよく、ブイヨンともまた違う、洋食のスープとしてなら、おおっ!と驚く一歩踏み込んだ味だろう。ラーメンの文脈で考えると、コクがわかりづらく何のスープだろう、という異質な印象を与えるかもしれない。
しかし、髄液を絞るように煮込んだ獣臭さ、調味料や油脂に頼らない味付けのスープというのは、実に個性的で旨い物なのだ。
三角形のイタリアンで使うようなボウル型の丼は、インパクトはあるだろうが、料理にとっては、向いていないのではないか。浅い器で少し麺が泳ぐくらいで、スープの香りが立つようにしたほうがいいのではないかと思う。まあ何より僕には、視覚的に三角形という角の立った禍々しさと、面積が狭くちゅるっと啜った際に、汁が器の外へとハネ飛びやすいというのが、食事を提供される側として障りを感じ嫌なのだが。大抵は大盛りを頼んでいるので、丸く大振りな器はそんなストレスとは無縁。

つけ麺が最近出てきたが、市内でもトップの味だと思う。冷たい麺に熱いスープは、麺を浸す時間が長くなっても塩梅よく、舌に刺激少なく、スープの甘みと旨味を味わえる。じっくり、極太麺を噛みしめ味わえる。
この極太麺が手強い。アルデンテ程度の茹で加減なのだろうが、うどんともパスタとも違う、なかなか噛みきれないもちっとした弾力溢れる麺なのだ。ラーメンの麺としての歯応えや味わいを確保し、パスタのように口の中で噛んで味わう食べ方に向いた麺、と考えていった正常進化がこの麺なのだろう。
そういう固さの麺なので、いつものようにがばっと箸でつまんで啜る、という食べ方は向かない。口の中でごわごわと噛みきれないいらだたしさが残るだろう。スパゲッティのように、少量まとめて口に放り込むといいのだろう。
そうすると時間がかかり、麺がのびてしまうかも、という心配のために、固めの茹で加減なのだ。この麺はそうそう水を吸わないので、嬉しいことに大盛りにしてもそれほど固さに変化はない。
平打ちやバリかた等、麺を味わう風潮が出てきてはいるが、この極太麺の独特さは断トツで、抵抗感があるようだ。最近はラーメンらしい中太麺も選べるようになった。
どこのラーメン作りの文脈に属さないこの味は独学らしく、意見を寄せてもらいたいと卓上には用紙が用意されている。独創的なだけに、客観的な評価を得るのは難しいだろうな。
こちらの明快かつ個性的な方針を、僕は支持するぞ。
と先日はつらつら考えていて、今、強いてあげるなら…、と書き込もうかどうしようか迷っていると所用ですぐに店を出なければならなくなった。
具にレンコンが入っているのだが、これが厚く固いので、薄切りにしてスープカレーの具のように素揚げしてみてはどうか、ということを勘定の際に言い置いて店を出た。
真意は、もう少しある。
ラーメンを求める客は、意外に“わかりやすさ”も求めているようなので、わかりやすいコクがあるといいのかもしれない。
油脂のコクをこれ以上スープに入れることは考えられないので、具でコクを感じてもらってはどうだろうか。揚げることで、油のコクを感じてもらえるのではないか。
また、レンコンの固さはちょっと異質で、薄くするともっとスープとなじむのではないだろうか。
具にレンコンが鎮座するというのは、スープカレーで北海道民にはもうお馴染みだろう。。
中太麺も用意するように、客の嗜好にも擦りよせをする余地があるようだし、ちょっとした“わかりやすさ”があれば、もっと千歳市民に受け入れられるのではないだろうか。
もっとこの個性的な味わいが、受け入れられて欲しいと願うのだ。
趣味性がありそうで、でもこだわりのなさそうな内装、ディスプレイについては全く評価しない。悪くはない(と思う人が大半だろうけど)だろうが、アメリカ的“お飾り”という雰囲気は全然店に馴染んでない。器にプロヴァンス風のもの、イタリア的大振りな明るさの物があると、ぐっと来るかもしれない。
でも店名の“ジル”は、ジル・ド・レェのジル?それとも、シスター・ジルのジルとか?どちらも悪魔的だから、そんなことはないだろうけど、由来はなんなのだろうな。
さてさて 個性的なことは間違いない、世に問うだけの価値ある一杯だ。ぜひご賞味を。
ベジポタラーメン ジル ( 千歳(北海道) / ラーメン全般 )
★★★★☆4.0
powered by livedoor グルメ
電話 0123-27-9000
北海道千歳市東郊1-3-4
定休日 水曜日 営業時間 11:00 - 21:00
2011年07月14日
これこれ
夏だ!ウニだ!積丹だろう!
遊覧船でちょっと内臓がでんぐりがえりかかったが、食前の乗船で難を逃れた。
さあ、ウニだウニだ。
こちら「ふじ鮨」の塩水ウニは価格控えめ。前浜で揚がった物ならば、それも当たり前ではあるが、気兼ねなく夏の風味を楽しめる。

だがちょっと、プリプリ感がなく、溶けかかっていた。
後で『平八』や『砂田商店』で聞いたところでは、一週間ほど時化でウニ漁ができなかったらしく、在庫が払底しかかっていたのだという。
この翌日は、札幌からもウニめあてに観光客が押し寄せる、恒例の「積丹味覚まつり」だったのだが、果たしてウニは十分な量が用意できたのだろうか。
ま、ウニを匙ですすりつつ、昼間から「神威鶴」でくいくいと。あとはもう、宿に泊まるのみ。
こうやって、昼間から酒を飲みつつゆっくりできる、寿司屋らしからぬ居心地の良さが、この店の気に入っているところだ。
そうして、「旬の握り」¥2,940をまずは頼む。

時季外れのイクラは替えてもらったのだが、以前はウニになったりしたものだが、やはり今回はウニは使われていない。
いつものように、げそを追加したが、イカのシーズンらしくさっと湯通ししただけの歯触り。
ふう。今回もお世話になりました。いい気分で、「お宿かさい」へとふらふら向かったのである。
遊覧船でちょっと内臓がでんぐりがえりかかったが、食前の乗船で難を逃れた。
さあ、ウニだウニだ。
こちら「ふじ鮨」の塩水ウニは価格控えめ。前浜で揚がった物ならば、それも当たり前ではあるが、気兼ねなく夏の風味を楽しめる。

だがちょっと、プリプリ感がなく、溶けかかっていた。
後で『平八』や『砂田商店』で聞いたところでは、一週間ほど時化でウニ漁ができなかったらしく、在庫が払底しかかっていたのだという。
この翌日は、札幌からもウニめあてに観光客が押し寄せる、恒例の「積丹味覚まつり」だったのだが、果たしてウニは十分な量が用意できたのだろうか。
ま、ウニを匙ですすりつつ、昼間から「神威鶴」でくいくいと。あとはもう、宿に泊まるのみ。
こうやって、昼間から酒を飲みつつゆっくりできる、寿司屋らしからぬ居心地の良さが、この店の気に入っているところだ。
そうして、「旬の握り」¥2,940をまずは頼む。

時季外れのイクラは替えてもらったのだが、以前はウニになったりしたものだが、やはり今回はウニは使われていない。
いつものように、げそを追加したが、イカのシーズンらしくさっと湯通ししただけの歯触り。
ふう。今回もお世話になりました。いい気分で、「お宿かさい」へとふらふら向かったのである。
ふじ鮨 積丹本店 ( / 寿司 )
★★★★★5.0
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2011年06月18日
ノルトエッセン 本店
当別の辺鄙な場所にパン屋があると聞き、当別に用があったついでに立ち寄ってみた。それでも、市街地から相当に離れている。
離農が相次ぎ、空き地が目立つ石狩金沢駅前。“里山に住もう”というキャッチーな触れこみで再開発された住宅地を抜けると、ぽんと立つカフェのような佇まい。

広い敷地で、適当に駐車できる。吹きさらされた庭の風情を背景に、写真を撮っている方もいるが、それほど植栽に手が入ってはいない。放置しておいても何となく元気に伸びるハーブ類だろうか。
外に面して、レンガ造りの窯がある。たまに使うこともあるのだろうか、近くの薪の山は、雨ざらしだ。
見渡しても、普請中なのに中断してしまったようなロケーション。

入り口からすぐ、通路の両側にパンが陳列されている。菓子パンの類を作る店ではなく、どすんと重いドイツ風のパンがウリのようだ(店名もドイツ語なのだが)。したがって、華やかさには欠ける。照明が明るければ違う印象なのだが。
奥にテーブル席などがある。
会計では、若い店員たちがパンを包んでくれたが、カフェ部門の接客の担当なのだろう。店主らしき、粉のついた白衣を着た、レーニン似の方も客と話をしに出てきた。
さて パンは見た目通りのみっしりした、歯応えのあるものかと思いきや、それほど固くなく、ふわっとした発酵と焼き上がり。麦の香りはほどよく、中庸なごく普通の印象。
そうすると、ちょっと価格は高めかな、と感じる。

国道から近いし、月形方面での往還でもし思い出せば、どうぞ。
0133-25-5110
北海道石狩郡当別町金沢2006-1
離農が相次ぎ、空き地が目立つ石狩金沢駅前。“里山に住もう”というキャッチーな触れこみで再開発された住宅地を抜けると、ぽんと立つカフェのような佇まい。

広い敷地で、適当に駐車できる。吹きさらされた庭の風情を背景に、写真を撮っている方もいるが、それほど植栽に手が入ってはいない。放置しておいても何となく元気に伸びるハーブ類だろうか。
外に面して、レンガ造りの窯がある。たまに使うこともあるのだろうか、近くの薪の山は、雨ざらしだ。
見渡しても、普請中なのに中断してしまったようなロケーション。

入り口からすぐ、通路の両側にパンが陳列されている。菓子パンの類を作る店ではなく、どすんと重いドイツ風のパンがウリのようだ(店名もドイツ語なのだが)。したがって、華やかさには欠ける。照明が明るければ違う印象なのだが。
奥にテーブル席などがある。
会計では、若い店員たちがパンを包んでくれたが、カフェ部門の接客の担当なのだろう。店主らしき、粉のついた白衣を着た、レーニン似の方も客と話をしに出てきた。
さて パンは見た目通りのみっしりした、歯応えのあるものかと思いきや、それほど固くなく、ふわっとした発酵と焼き上がり。麦の香りはほどよく、中庸なごく普通の印象。
そうすると、ちょっと価格は高めかな、と感じる。

国道から近いし、月形方面での往還でもし思い出せば、どうぞ。
ノルトエッセン 本店 ( 石狩金沢 / パン )
★★★☆☆3.0
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0133-25-5110
北海道石狩郡当別町金沢2006-1